平岳大、窪塚洋介、本木雅弘ら日本人キャストと、ケリー・マクドナルドら英国キャストが共演するNetflixオリジナルシリーズ『Giri / Haji』(2020年1月10日配信開始)の予告編とキービジュアルが23日、公開された。

  • 『Giri / Haji』

    『Giri / Haji』場面写真

日本語の“義理”と“恥”をそのままタイトルに用いた同作は、東京とロンドンという異なる2つの都市をまたいで起きた殺人事件が、裏社会の重大な権力抗争へと波及していく様を描くドラマシリーズ。抗争終結の鍵を握るのは、とある日本人兄弟。様々な人物の思惑が渦巻く濃密サスペンスとなっている。

兄であり刑事の主人公・健三を演じるのは父親に名優の平幹二朗を持つ平岳大。そして弟、勇人を演じるのはハリウッドの巨匠マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』でハリウッドデビューし、国際派俳優の仲間入りを果たした窪塚洋介。さらに『おくりびと』で日本アカデミー賞主演男優賞受賞の本木雅弘が、これまでのイメージを覆す強面ヤクザ・福原役を演じ、新境地とも言える新たな魅力を見せる。さらに、『トレインスポッティング』や『ノーカントリー』の実力派女優ケリー・マクドナルドら国際色豊かな俳優陣も脇を固める。

このたび公開された予告編は、常に不穏な空気と張り詰めた緊張感が漂い続けており、巻き起こる事件と衝撃の展開を感じさせている。ある夜、刑事の健三の元に現れたヤクザの組長の福原。彼の放つ「遥か遠くに誰かが池に石を投げ、その矢がようやくここまで届いたわけだ…」という言葉の意味とは? 健三は疎遠になっている行方不明の弟、勇人を探し出すべくロンドンへ。勇人を捜索する中で、健三は徐々にロンドンの闇社会へと巻き込まれ、「一体何人が死んでるんだ? 東京で! ロンドンで! お前のために!」と勇人に激高する健三の姿もあり、すべてのシーンが手に汗握るような緊迫感に包まれている。果たしてタイトルの“義理”と“恥”が持つ意味とは?

本作について、主演の平は「非常に練られていて、翻訳にも時間をかけ、我々も意見を述べました。そういったクリエイティブな関係の良い前例を作った、という感じはします」と自信を覗かせており、窪塚は「リアリティがあって凄いです。普通の日本の人が観てもすごくリアリティがあるように見えると思うんですよ。そして、見たことのある日本の景色だったり、触れたことのあるカルチャーも描かれているのに、観たことのない作品が出来上がっていると思います。すごく不思議な体験をしてもらえるんじゃないかなと思います」と、新感覚の作品になっていると説明。

本木は「家族の絆や人間の繋がりや心の闇という普遍的なテーマに重きを置いているのが新鮮でした」と話し、さらに「物語の展開や回想の入り方にスピード感と独特なリズムがあって、どんな映像になるのだろうとワクワクさせてくれる脚本でした」と撮影前の時点から期待を寄せていたことを明かした。

  • 『Giri / Haji』
  • 『Giri / Haji』
  • 『Giri / Haji』