小さい頃には小さい頃の、大きくなったら成長したからこその悩みが次々と出てくるのが育児ではないでしょうか。不安や葛藤を抱きながら奮闘する毎日の中で、「手放したことで気持ちが楽になった・子育てに関する5つのこと」をご紹介します。

  • 私の気持ちを乱す「子育てで嫌なこと」をやめてみた結果 ※画像はイメージ

1.イライラしたくないから、寝かしつけをやめた

育児に限らずですが、自分のコンディションを心身ともに整えておくことはとても大切ですよね。コンディションに睡眠の質や時間がどれだけ影響を与えるかは、さまざまな研究で実証されています。

とはいえ、自分時間の確保や家事のために、ついつい睡眠時間を削ってしまう、という方は多いと思います。

子どもを寝かしつけながら、頭のなかで「子どもが寝たら、あれとこれをして……」と考えてしまうと、なかなか寝ないことにイライラしがち。そのイライラが伝わって、余計に子どもは寝ない……そんな負のループを経験したことがあるのは、私だけではないはずです。

そこで「寝かしつけ」をやめ、「一緒に寝る」ことにしました。21時に寝て、朝4時に起きるのを基本の生活パターンとすることにしたのです。

「4時起き!?」と驚かれることもありますが、しっかり7時間寝ているので、そこまで負担に感じることはありません。私が自由に使える朝4時から6時の2時間は、頭がスッキリした状態なので、集中できるし、効率的に動けます。

2.ガミガミ言いたくないから、朝の支度に手を出すのをやめた

基本的に息子に任せていたものの、私も必要な物を把握して、忘れ物がないかチェックをしていた朝の支度。小学校入学を機に話し合い、今春から学校に持っていく物に関しては、息子が全責任を持つことになりました。

時間割を見やすいところに貼ったり、身支度に必要なものを取り出しやすくしたりといった環境作りは手伝うようにしているものの、朝の身支度に関して、私は完全にノータッチです。

今では忘れ物が続くと「忘れないように●●したい(貼っておく、見える場所に収納するなど)から手伝って」と工夫をし、ノートが無くなりそうになると「そろそろ買っておいて」とリマインドまでしてくれるようになりました。

毎朝「忘れものない?」とガミガミ言いたくない、と思って始めた手放しですが、結果的には子どもの成長にも繋がっていると実感しています。

3.ソワソワしたくないから、宿題の催促をやめた

小学校に入学すると始まるのが「宿題」です。なかなか手をつけない息子に、当初は私もついつい監視モードになりがちでした。

これも息子と相談して、「いつやってもいいけれど、必ずやっていく」という約束をしたことで、催促することをやめました。

朝型の息子は、翌朝早くに起きて宿題をやることが多いです。

限られた朝の時間にノンビリしている息子を見ると、「早くやっちゃえばいいのに!」と思うことももちろんあります。そんなときは、「宿題、早くしたら?」ではなく、「いつからやる予定?」と聞くことにしています。

まだ時間の読みが甘いことも多いので(大人の私だってそうです)、残り時間に気付くためのきっかけを与えることはするけれど、催促はしない。

自分がすること・しないことを決めたら、私も息子の行動に振り回されなくなりました。

4.モヤモヤしたくないから、過度な詮索をやめた

上の子は小学校、下の子は新しい保育園と、今年は2人揃って新しい環境になった子どもたち。

「お友だちはできたのか」「楽しく過ごせているか」「困ったことはないか」……親としては気になるので、ついついあれこれ聞きたくなってしまいます。

めんどくさそうに「忘れた~」という子どもを見て、「私だっていろいろ聞かれるのはめんどうな時もある」ということに気付きました。

私が無理に聞き出そうとしても、知りたいことは出てこず、モヤモヤが募るだけ。そこで、子どもが話をしたがったタイミングで、しっかりと話を聞くことを意識するようにしました。

私が意識を変えたことで、子どもも日々の様子を以前より話してくれるようになったように感じています。

5.苦しくなりたくないから、正しくあろうとすることをやめた

これは以前から手放していることですが、今年はより手放せたように感じています。

親だって、間違うこと、イライラすることがある。そして、分からないこともある。そう子どもに伝えて、素直に謝ったり、相談したり、一緒に調べたりすることをより一層意識しました。

親が子どもを育てるのではなく、親も子も一緒に育っていけばいい。子どもたちとは学び合う関係だと思えるようになったことで、無理な背伸びをして、自分で自分を苦しめることもなくなりました。

育児は迷うことも多いし、自分の至らなさに落ち込むこともあります。だからこそ、まずは自分が自分の気持ちをコントロールしやすい状態でいることが大切です。

少しだけ時間を取って、「自分はどんなことで気持ちが乱れやすくなるのか」「その原因はなんなのか」を考えてみることで、手放していいものが見えてくるかもしれません。

長谷部敦子

ラーゴムデザイン代表、ファイナンシャルプランナー、マスターライフオーガナイザー、メンタルオーガナイザー
父親の看取り介護、自身の結婚を通して、「心」と「お金」の整え方を知ることの必要性を感じ、学びを深める。2012年・2014年の出産を経て、2015年に「しなやかな生き方をデザインする」をコンセプトに起業。家計・起業・扶養などに関わるお金の悩みや、働きたい女性のメンタルについての相談・講師業を中心に活動。働く母の目線で、日々のくらしを快適にする仕組みづくりについての執筆も行っている。 「生き方デザイン設計室」