エン・ジャパンは12月12日、「冬のボーナスと評価の納得度」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年10月29日~11月26日、調査対象は「エン転職」ユーザーで、有効回答は1万2,855人。

ボーナス支給額の評価、「納得している」は24%

  • 「冬のボーナスが支給される予定」と回答された方に伺います。ボーナス支給額の評価に対する納得度について教えてください。

今年の冬のボーナスは支給される予定か尋ねると、45%が「支給される予定」と回答。「支給される予定」の人に、ボーナスの支給額の評価に対する納得度を聞くと、「納得している・やや納得しているは24%にとどまり、「納得していない・あまり納得していない」は過半数の54%に上った。

ボーナス支給額の評価に「納得している・やや納得している」と答えた人に、その理由を問うと、「ボーナス支給額の決定方法が明確なため」が最も多く36%。次いで「会社の業績に見合っているため」が30%、「自身の成果が適正に評価されているため」が23%と続いた。

評価の際に自己アピールをしたことで、ボーナスの支給額が上がったことがある人は8%。アピールする上で工夫したことは、「成果を出すために取った行動を具体的に伝える」が55%、「自分の実績を数値化して伝える」が44%、「『報・連・相』を細かくすることで、信頼を獲得する」が37%となった。同調査では、「誰が見ても適切な評価ができるよう、査定期間中の行動を意識しながら、具体的な振り返りが必要なようです」と分析している。

転職を考える際、ボーナスを「重視する・まあ重視する」と答えた人は81%。年代別にみると、若い世代ほどボーナス支給を重視する傾向がみられた。回答者からは、「ボーナスは個人に対する最大の評価だと考えているから」(30歳男性)などの声が寄せられた。