第162回直木三十五賞の候補作品が16日に発表され、作家の湊かなえ氏、誉田哲也氏らが選出された。
『夜行観覧車』『Nのために』(いずれもTBS)などのドラマの原作で知られる湊氏は『落日』で4回目の候補。『ストロベリーナイト』シリーズ(フジテレビ)などのドラマの原作で知られる誉田氏は『背中の蜘蛛』で初の候補となった。
ほかにも、小川哲氏『嘘と正典』、川越宗一氏『熱源』、呉勝浩氏『スワン』が候補に選ばれている。
また、第162回芥川龍之介賞の候補作品も発表。こちらは、木村友祐氏『幼な子の聖戦』、高尾長良氏『音に聞く』、千葉雅也氏『デッドライン』、乗代雄介氏『最高の任務』、古川真人氏『背高泡立草』が選ばれた。
両賞ともに、選考会は1月15日16時から、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催され、受賞作は同日のうちに発表される。