女優の新木優子が、笑福亭鶴瓶主演のテレビ東京 開局55周年特別企画スペシャルドラマ『アメリカに負けなかった男〜バカヤロー総理 吉田茂〜』(2020年2月放送)に出演することが9日、明らかになった。

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同作は、麻生和子による『父 吉田茂』(新潮文庫刊)を原案とし、政治家・吉田茂を描く。終戦直後、アメリカを中心とした連合国軍に占領された日本で、「日本は絶対立ち直る」という信念のもと、マッカーサーを筆頭としたアメリカ相手に粘り強く交渉を続け、強力なリーダーシップで日本の独立、復興のために突き進んだ吉田を、テレビ東京のドラマ初主演となる笑福亭鶴瓶が演じる。

荒木が演じるのは、吉田茂の娘・麻生和子役。妻を早くに亡くした吉田茂を、事実上の“ファーストレディ”として支えた和子は、現在副総理を務める元総理の麻生太郎の母親で、同作の原案となった『父 吉田茂』の著者でもある。戦前から戦後まで、政治家・吉田茂を一番近い場所から、一番長く寄り添った娘を新木が熱演する。

新木優子 コメント

・出演が決まった時の気持ち、作品の印象

大変な時代に逞しく生きた女性は、いつか挑戦してみたかった役なのですごく嬉しかったです!
この作品では男性のたくましさや覚悟が描かれている印象です。

・役作りや心がけていたこと

麻生和子さんは作品の中に出てくる男性に負けないくらい強くたくましかったので、演じている自分自身もそうなれたような気がします。

・麻生和子の人物像

父である吉田茂にも負けない強さと信念を持つたくましい女性です。

・豪華キャストとの共演について

いつかご一緒したいと思っていた方々と共演させていただけると聞いて夢のようでした。特に父役の笑福亭鶴瓶さんとはバラエティで一度共演させていただいたことがあるのですが、今回はお芝居でご一緒できて嬉しかったです。

・鶴瓶演じる吉田茂の印象は

鶴瓶さん演じる吉田茂は優しさの中に厳しさや強さを感じる印象がありました。鶴瓶さんはすごく優しくお茶目な方なので、現場の雰囲気をいつも盛り上げてくださっていました。

・視聴者へメッセージ

吉田茂の生き方を通して、どう強くあるべきなのか、いざという時の決断力がいかに大切かを感じていただけるドラマだと思います。ぜひたくさんの方々に見ていただきたいです。

倉地雄大(テレビ東京 プロデューサー) コメント

戦後の日本の骨格を作った吉田茂や白洲次郎を、陰で支え続けた女性・麻生和子。吉田茂の“ファーストレディ”的ポジションをこなした、日本近代史に欠かすことのできない女性です。
この和子役を、笑福亭鶴瓶演じる吉田茂の娘役を、誰が演じたら面白いのか...。いろんな和子像がある中で辿り着いた“答え”が、多く映画・ドラマに出演し、モデルやCMなど幅広く活躍する新木優子さんでした。恋愛モノからコメディーまで、幅広い作品ラインナップの中で、様々な表情を見せ、演じきる新木さん。素直に、彼女が演じる“和子”を見たいと思いました。ひとたび戦後の衣裳に身を通せば、この時代のこの人たちが持つ“気品”を、笑福亭鶴瓶さんとの父娘の掛け合いを、すごく自然に演じてくれました。そしてドラマ全体を通して、和子のナレーションが、吉田茂という人物やその時代を伝えていきます。戦後日本を知らないこれから令和の時代を生きる若い世代にも、和子を通じて、新木優子さんを通じて、あの時代に何が起きていて、あの時代の人々は何を考えていたのかを、多くの人に伝えたいと思っています。
そんな新木さんは、本作が社会派ドラマ初挑戦とのことです!これまで錚々たる女優さんが演じてきた和子役を、新木優子がどのように演じるのか、みなさんご期待ください。