セブン‐イレブン・ジャパンは12月19日より、セブン限定「クリスマススイーツ」を全国のセブン‐イレブン2万1,002店(11月末現在)にて販売開始。先日都内で行われた発表会では、今年のクリスマスケーキのトレンド解説や限定スイーツがお披露目された。
今年のトレンドやコンセプトは?
発表会では同社商品本部デイリー部ベーカリー・スイーツチーフマーチャンダイザー櫻井宏子氏が登壇。マーケットの状況についてヒアリングの結果「2013年と2018年のホールケーキと個食ケーキの販売比率を見ると、ホールケーキは61%から55%に低下したが、個食ケーキは39%から45%に上昇した」とし、“個食”ニーズが高まっていると話す。また、その理由として「世帯人数の減少や働く女性の増加、単身世帯増加や高齢化など社会の変化が影響しているのでは」とコメントした。
さらに今年は天皇誕生日の変更により12月23日が30年ぶりに、12月24日が4年ぶりに平日となる。そのため、「昨年までは休日にクリスマスケーキを買いに行けたが今年は平日で、なかなか仕事帰りに行くのは難しい。コンビニにとっては追い風になるだろう」と、ホールケーキなど予約ケーキへの意気込みを語った。
有名ブランドとのコラボ商品も
発表会では毎年恒例の"予約ケーキ"と、トレンドの"個食ケーキ"の限定商品が紹介された。ホールケーキの今年のテーマは「予約してでも買いたいケーキ」。その中でも注目したいのが、京都老舗茶屋「伊藤久右衛門」とのコラボケーキだ。
商品は「伊藤久右衛門」で最高級ランクの宇治抹茶と、クリームチーズやマスカルポーネチーズを黄金比で配合。筆者もひと口いただいたが、とても濃厚で奥深く、抹茶好きにはたまらない一品だった。ネットでも非常に人気が高く、なかなかな手に入らないケーキを、味はそのままコンビニで手に入れることが可能だ。既に予約は開始しており、順調に予約数も伸びているとのこと。
個食ケーキからは「有名ブランド」「限定キャラクター」「シェアサイズ」の3つのテーマで商品を展開。チョコレートケーキの人気専門店「Tops(トップス)」とコラボした「トップス監修ミルクチョコケーキ」648円(税別)や、昨年ホールケーキで大人気だった「小岩井農場まきばのチーズケーキ」398円(税別)が一人用サイズで登場する。
さらに、限定キャラクターとのコラボ商品として「ミッキーマウスいちご&クッキー」378円(税別)、「くまのプーさんメープル&カスタード」378円(税別)も発売。味はもちろん、見た目もかわいいディズニーキャラクターがクリスマスを盛り上げる。
その他にも、この時期恒例の商品や2~3人用のシェアサイズのものなど豊富な種類のケーキを展開。今年のクリスマスは、“セブンでしか買えないクリスマスケーキ”に舌鼓をうつこと間違いなさそうだ。