シンガーソングライターの森山直太朗がこのほど、主題歌を歌う日本テレビ系ドラマ『同期のサクラ』(毎週水曜22:00~)の撮影現場をサプライズ訪問した。
主演の高畑充希ら同期役の5人は、PR番組の収録ということで、喫茶「リクエスト」のセットに集結。ニセPR番組MCの山本紘之アナウンサーから「ここぞというシーンで、毎回主題歌がかかりますが、この主題歌の魅力はどう感じていますか?」と質問が飛ぶと、高畑は「小さい頃からなじみのある曲だったので、主題歌に決定したということを聞いたときは、とてもビックリしました。特に2番の歌詞を改めて聞いてみると、まるで書きおろして頂いたと感じるくらい、とてもドラマにフィットしていると思います」と話し、新田真剣佑は「台本を読みながら、どのシーンに主題歌がかかるのか、いつも考えながらセリフを練習しています」とコメントした。
そんな番組の収録中に、サプライズゲストとして、森山が登場。山本アナが突然の登場でビックリする5人に、「生歌、聴きたいですか?」と問いかけると、高畑は「聞きたいですけど、ここは『リクエスト』のセットですよ? 本当にここで歌っていただけるんですか?」と首を傾げるが、そのやり取りを聞いていた森山が「リクエストがあれば!」と喫茶リクエストの店主である老女の決まり文句を引用して、5人の笑う場面も。
そして、ギター片手に主題歌「さくら(二〇一九)」を歌い始めた森山。当初は、1番のみの歌唱予定だったが、フルコーラスでの大サービスとなった。約1mという、至近距離で主題歌を聞いた5人は涙目になりながら感激の嵐。竜星涼は「生歌なんて、本当に聴けないですよね。本当にドラマやっていてよかったです」、新田は「(ロスにいた頃)日本語学校の卒業式で歌わせていただいた曲だったんですよ。僕自身もすごく想い出のある曲なので、鳥肌が止まらなかったです」と感激だ。
感無量の岡山天音は言葉が出ず、涙目で「本当にいい歌ですね」と言葉少なめにコメント。橋本愛は「今、私が演じているのは10年後の32歳の役なんです。新入社員から10年後のシーンなんですが、今の百合が、サクラを想う気持ちを考えながら、この曲を聴かせていただいたので、サクラちゃんを抱きしめたくなりました」と心境を吐露した。
あらためて、高畑は「今までは、サクラが“皆の背中を押す立場”だったので、応援する側として、この主題歌を聞いていました。ただ今は、サクラは逆の立場になっていて、皆から応援してもらっている立場なので、その立場として、この曲を聴かせていただいたら、またとらえ方が少し変わりました。本当に良い曲だなとあらためて感じました」と感想をコメント。
主題歌のオファーを受けた経緯を聞かれた森山は「2番の歌詞が、このドラマのすべてを物語っている。という大平(太)プロデューサーの熱意と野望を受けて、16年前にリリースした楽曲だったんですが、自分自身も足元を見つめ直している時期だったので、思い切ってトライさせていただきました。景色により奥行きを与えられるように作りました」と明かした。