師走に入り、肌を刺すような空気の冷たさを実感する日が増えてきた。そんな寒い季節に体を温めてくれるありがたい食べ物と言えばそう、中華まんだ。肉まんやあんまんなどのスタンダードな商品はもちろん、近年はさまざまな趣向をこらした中華まんがコンビニで手軽に購入できるようになっている。毎シーズン、こういった従来の中華まんの枠にとらわれない「進化形中華まん」の登場を楽しみにしている人も少なくないだろう。
そこで今回、マイナビニュース編集部の独断によるコンビニ4社の「進化形中華まん」の実食レポートを敢行。それそれカラーが異なる中華まんを用意してみたので、お気に入りの一品探しの一助にしてほしい。
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有名コンビニ各社の「進化形中華まん」、その実力やいかに?
セブンイレブン
■「つぶつぶつぶつぶコーンポタージュまん」(税込140円)
セブンイレブンからセレクトした「つぶつぶつぶつぶコーンポタージュまん」は、もっちり生地の中にシャキシャキ食感のコーンが「これでもか」と言わんばかりに詰まっている。
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「つぶつぶつぶつぶコーンポタージュまん」(税込140円)
実際に中華まんを割ってみると、コーンの具がびっしりと入っていることにまずテンションがMAXになる。まさかこんなに入っているとは……。コーンポタージュまんということで食べる前は味の想像が全くつかなかったが、ぷちぷち弾けるコーンの食感が楽しい! コーンの甘さの中にほのかな塩気も感じられ、食べる手が止まらない!! 中華まんの新たな可能性を感じさせる一品だった。
ボリューム:★★★☆☆
斬新さ:★★★★★
食感:★★★★☆
ファミリーマート
■「とろたま牛すきまん」(税込198円)
ファミリーマートでオーダーした「とろたま牛すきまん」は、たっぷり敷き詰められた牛肉の中にとろっとした卵黄ソースがイン。これ、食べる前から旨いやつ確定やん……。
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「とろたま牛すきまん」(税込198円)
割ってみると、具材からしっかりとすき焼きの香りが漂い、食欲をそそられる。いざ実食。牛の旨味と少し甘めの餡は、間違いなく空腹が喜ぶ組み合わせ。餡がとにかく旨く、食べすすめるとトロッと卵黄ソースと絡まり……ああ、これはまさにすき焼きだよ。生地ももちもちだったので、食べ終わるとかなりの満足感が得られた。
ボリューム:★★★★☆
斬新さ:★★★★☆
すき焼き感:★★★★☆
ローソン
■「チーズスパイスカレーまん」(税込130円)
ローソンではカレー×チーズという鉄板の組み合わせに期待が高まる「チーズスパイスカレーまん」を購入。12種のスパイスと野菜のうまみが溶け込んだカレーと、モッツァレラ&ゴーダの2種のチーズによるマリアージュを堪能できる中華まんだ。
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「チーズスパイスカレーまん」(税込130円)
では、さっそくいただいてみよう。もぐもぐ……なるほど、確かに野菜の甘味が感じられるかなり本格的なカレーという印象だ。スパイスもしっかりきいており、ちょっと辛めのテイストなので辛いもの好きな人にはぴったりと言えよう。こだわりの2種のチーズも、風味をしっかり感じられる仕上がり。中央まで食べ進めると、チーズのまろやかさが相まって辛さも緩和されている。ちゃんと主張しつつも、辛味の抑制機能も果たしているチーズがいい仕事してまっせ!
ボリューム:★★★☆☆
斬新さ:★★★☆☆
スパイシー感:★★★★☆
ミニストップ
■「豚角煮まん」(税込183円)
ミニストップでオーダーした「豚角煮まん」(税込183円)は、ご飯が進む豚の角煮を中華まんと組み合わせた一品。ビールにも合いそうだが、なぜか紹興酒と一緒にいただいてみたい衝動にかられた。
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「豚角煮まん」(税込183円)
仕事中なのでお酒は自重してガブリ。長細い形状の中華まんは珍しいが、スタンダードな丸形に比べると口を大きく開けなくてよいため食べやすい。メインの角煮はゴロゴロサイズで食べ応えがあるし、タケノコやキノコはシャキシャキ。さまざまな食感と味のアンサンブルが一口で楽しめる。餡もゼラチン状になっており、旨味が凝縮されている感じだ。
ボリューム:★★★★★
斬新さ:★★★☆☆
お肉ゴロゴロ感:★★★★☆
まだまだある珍しい中華まん
今回はセブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップの各社から独断で「進化形中華まん」を1品ずつピックアップしたが、面白いラインナップはまだまだ他にもある。皮が真っ黒な「やりすぎ! 極辛麻辣まん」(セブンイレブン / 税込149円)やマロングラッセと白あんの組み合わせが斬新な「マロンまん」(ローソン / 税込150円)なども「進化形中華まん」と呼んでいいだろう。
「スタンダードな肉まんではなく、ちょっと変化球的な味わいの中華まんが食べたい!」という際には、本稿で紹介した4品を参考にしてみてほしい。
