キャリアデザインセンターはこのほど、「女性と仕事」に関するアンケートの結果を明らかにした。同調査は9月30日~10月10日、女性のための転職サイト「女の転職type」会員790名を対象に、インターネットで実施したもの。

  • 女性が活躍する会社で働きたいですか?

女性が活躍する会社で働きたいか尋ねたところ、65.7%が「はい」と回答した。

現在、勤務する会社で女性は活躍しているか聞くと、79.4%が「まずまず活躍している」「かなり活躍している」と答えている。

  • あなたの会社で女性は活躍していますか?

女性が活躍する、とはどういうことだと思うか尋ねると、「結婚・出産後も長く働く」(73.3%)が最も多かった。次いで「責任のある仕事を任される」(61.9%)、「高い年収を得る」(54.7%)だった。

その他の回答としては「各部署で誰から見ても能力的に信頼をおける人材」「男は総合職、女は事務職と縛られることなく、やりたい仕事ができること」「出産子育ての際に、業務を安心して引き継ぐことができ、戻ってこれること」などが挙げられた。

年代別で見ると、40代以上は「責任のある仕事を任される」(65.4%)が最も多かった。「高い年収を得る」(56.6%)も多い。年齢が上がると仕事の成果や得られる評価に対してシビアな視点で「女性の活躍」を捉えていることがわかった。

  • 女性が活躍する、とはどういうことだと思いますか?

女性の活躍を阻害している原因は何だと思うか聞くと、70%以上が、パートナーの協力不足による「家事・育児の負担が重い」と回答した。さらに、「男性優位の会社が多い」「時短勤務・在宅勤務など自由な働き方ができない」など、会社やパートナーの協力体制が十分ではないと考えている女性が多いこともわかった。

  • 女性の活躍を阻害している原因は何だと思いますか?

責任のある仕事を任されたいか尋ねると、44.7%が「はい」と答えた。

管理職になりたいかという問いに対しては、30.2%が「はい」、24.7%が「いいえ」と答えている。年代別で見ると、「いいえ」と答えている人は20代では30%以上だったのに対し、30代では6.7%と大きく減っている。