働く女性の中には、通勤時や外出時にはヒールの高めのシューズで颯爽と闊歩しつつも、いざオフィスワークとなればスニーカーなどより機能性の高い靴に履き替えている、という人も実は多いのではないだろうか。今回は、女性マイナビニュース会員500名に、通勤時の靴と社内で使用する靴の使い分けについて聞いた。

  • 勤務中、社内ではスリッパなどの社内履きに履き替えていますか

Q.勤務中、社内ではスリッパなどの社内履きに履き替えていますか

「はい」(66.4%)
「いいえ」(33.6%)

Q.社内履きに履き替えている理由を教えてください。また、具体的にはどのような履物かをお書きください

・「区別がつけられていて、全員履き替える。外靴と同じだが、脱ぎ履きしやすいもの、立ち仕事で疲れないクッション性のあるものを選んでいる」(36歳/教育/専門サービス関連)

・「飲食業なので、衛生管理が徹底されている。外からの汚染を厨房内に持ち込まないようにするため、厨房専用の作業靴に履き替える」(33歳/フードビジネス/販売・サービス関連)

・「走れるように、かかとのあるカジュアルシューズに履き替える」(46歳/教育/事務・企画・経営関連)

・「真冬はブーツ禁止。雨が多い時はレインブーツで通勤するが、レインブーツも禁止。夏はサンダル禁止なのでパンプスに履き替える」(42歳/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

・「靴だとむれるし窮屈だから。ヒールは無いけど、足の甲にお花のついた黒×グレーのサンダル。普通に室外でも履けるやつ。買い物位ならこれでもサッと行けるので」(41歳/建設・土木/事務・企画・経営関連)

・「接客業なので、清潔な履物に履き替える決まりがある。アーチフィッターのサンダル」(41歳/ドラッグストア・調剤薬局/その他技術職)

・「仕事中はパンプスを履いて仕事をするため、通勤では満員電車でも不安がないようにスニーカーで通勤している。仕事中に履いているパンプスはベルトや飾りなどが付いていないシンプルなもので、色はクロを着用している」(32歳/フードビジネス)/営業関連)

・「病院勤務。活動しやすいようにということと、転倒防止のためスニーカーを着用している。また、清潔保持と感染予防のため白いスニーカーを着用し、汚れたら交換している」(41歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

・「ヒールを履き続けていると痛いし、一日中履いていると靴自体が傷むので。座り仕事なので楽な足元で仕事したいから、ナースサンダルや少しエレガントなスポサンです」(45歳/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)

・「かかとの無い突っかけタイプのビルケンシュトックを履いている。理由は蒸れないし、楽だから」(39歳/食品/技能工・運輸・設備関連)

・「基本的には室内になるので、分けられている。スリッパは防犯上ダメなので、室内靴にしています」(46歳/その他金融/営業関連)

・「ナースサンダル。室内という概念なので、履き替えます。ただし、強盗事件発生など有事の際にはそのまま外に出ますので、本当はサンダルでないほうが好ましい」(47歳/その他/その他・専業主婦等)

・「室内でレクや体操をやるから、スニーカータイプの靴に履き替える」(46歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

・「社内が土足厳禁になっているため履き替えています。なので、会社にいる時だけでもと思い、ダイエットスリッパをはいています。土踏まずに刺激がくるので、慣れれば気持ちいいです」(30歳/生命保険・損害保険/営業関連)

■総評

調査の結果、勤務中、社内で社内履きに履き替えている人は全体の66.4%と、およそ3分の2が社内履きを使用していることがわかった。

社内履きに履き替えている理由としては、「楽だから」というものが目立った。やはり通勤はヒールのある革靴などを着用していても、オフィスでは楽に履け、より軽快に動けるスニーカーやサンダルなどに履き替えるという人が多いようだ。

また、オフィスが「室内」と認識されていて、通勤靴と室内履きが区別されているという職場もある。衛生上の配慮から外靴から作業靴へ履き替えることが義務付けられていたり、業務上の必要性からナースサンダルや安全靴などへ履き替える、接客や来客対応のために清潔感のある靴が求められるといった回答も見られた。

具体的にはどのような履物かという問いには、「スニーカー」「サンダル」などヒールの低い、楽に履けるアイテムを挙げる声が多い。ただ一部には、防犯上の理由で「サンダル」は禁止されている、というコメントもあった。

一方で、社内履きに履き替えていない理由については、「面倒くさい」「必要を感じない」などの回答がメインとなった。接客が多かったり、外に出かける機会が多い場合には履き替える頻度が高くなり、とくに面倒くさいと感じやすいかもしれない。また、すでに通勤時にスニーカーなど楽な靴を選んでいるので、敢えて履き替える必要を感じていないという人も多い。

最近はオフィスのカジュアル化が進み、昔に比べるとラフな服装で勤務できるという職場も増えているようだ。それに伴い今後は、「通勤も勤務時もスニーカーでOK」というケースが一般化していくかもしれない。ただ、今回のアンケートでは「勤務中、社内で社内履きに履き替えている」という人は7割近くに上っており、まだ多くの人が通勤時と社内勤務中の履物の使い分けをしているという実態が明らかとなった。

調査時期: 2019年9月6日〜2019年9月9日
調査対象: マイナビニュース女性会員
調査数: 500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません