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【この記事のエキスパート】
IT・テックライター:石井 英男

IT・テックライター:石井 英男

東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。

ライター歴25年。PC/ITに関するテクノロジーの解説や製品レビューを得意とする。

最近は、STEM教育や3DプリンターやCNCを初めとするデジタルファブリケーションに興味を持ち、積極的に取材や記事執筆を行っている。

また、子どもへのプログラミング教育にも関心があり、CoderDojo守谷のメンターを務めている。


手ブレ補正機構を搭載した「防振双眼鏡」は、景色・バードウォッチング・スポーツ観戦・フェスやライブなどのコンサートに使ったりと、さまざまなシーンで役立つ便利なアイテムです。この記事では、防振双眼鏡のおすすめと選び方のポイントについてご紹介します。

防振双眼鏡とは

防振双眼鏡とは、手ブレによる視界のブレを自動的に補正してくれるものです。

防振双眼鏡のメリットは、「ブレない」こと。被写体が動いていても、こちら側が動いていても、ブレを補正してくれます。野鳥などを観察する際にも三脚がいりません。

防振双眼鏡のデメリットは、「重量がある」「価格が高め」ということ。ふつうの双眼鏡と違い、防振機能のモーターを内蔵している分、通常の双眼鏡と比べてやや重さがあります。また、ふつうの双眼鏡の価格と比べて倍以上はするでしょう。

防振双眼鏡の選び方

それでは、防振双眼鏡の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。

【1】コンサートや舞台鑑賞に使うときのポイント
【2】アウトドアで使うときのポイント

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】コンサートや舞台鑑賞に使うときのポイント

コンサートや舞台鑑賞は屋内になるので、防振双眼鏡を選ぶにはそれに合わせた性能が必要になります。具体的に紹介していきましょう。

▼鑑賞に集中できる防振スイッチを選ぶ

Kenko Tokina(ケンコー・トキナー)『VC スマート 14×30』:

出典:Amazon

メーカーや機種によって防振機能の使い方が異なります。コンサートや観劇の場合は一度押せばオフにするまで手ブレ補正が続くワンプッシュ式が便利。

ボタンを押している間だけ防振機能が作動する方式は、バードウォッチング用に開発されたものなので屋内使用は向いていません。

ワンプッシュ式の製品には、5分間など決められた時間だけ作動するタイプもあります。

▼会場の大きさに合わせて倍率を選ぶ

Kenko Tokina(ケンコー・トキナー)『VC スマート 14×30』:

出典:Amazon

防振双眼鏡にはズーム機能がないので、選ぶときは倍率がとても重要になります。コンサートや舞台鑑賞の場合は会場の大きさに合わせて倍率を選んでください。

一般的なホールや広いドーム会場のアリーナ席なら6~8倍程度、ドームの2階席などのようにステージまで距離がある場合は10倍以上の倍率が必要でしょう。

注意したいのは、倍率が高くなるほど視野が狭くなるという点です。動く相手を見るときに疲れてしまいます。

▼長時間の鑑賞なら重さと口径をチェック

Vixen(ビクセン)『ATERA H12×30』:

出典:Amazon

防振双眼鏡は一般の双眼鏡よりもモーターなどの電子部品や乾電池を内蔵しているので、サイズも大きく重量があります。舞台やコンサートを長時間鑑賞するなら、その時間持っていられるモノか重さをチェックしましょう。

口径が大きい方がはっきり見えて便利ですが、その分重くなるので口径の大きさもチェックする必要があるでしょう。コンパクトな軽量タイプの方が鑑賞に集中できて楽しめます。

口径は30mm程度あればさまざまな用途に対応できます。重量は手持ちで長時間使うのであれば、600g未満の製品がおすすめです。

【2】アウトドアで使うときのポイント

アウトドアで使うときは、舞台鑑賞とは違う選び方があります。外で使用するときに必要な機能についてご紹介しますので、選ぶときの参考にしてみてください。

▼夕暮れ・バードウォッチングには大きめの対物レンズを

外で使用する場合、いつも明るい太陽の下とは限りません。夕暮れなど光量が足りない時間帯に見てみたい風景もあります。そのようなときは対物レンズつきの防振双眼鏡を選んでください。

対物レンズとは双眼鏡の前方についているレンズのこと。口径の大きさによって見え方も違います。口径が大きいほど暗くてもはっきり見えますが、重くなるので携帯性が落ちます。

昼間の明るいときにしか使わないならレンズ径30mm程度、夕暮れなどは40~50mmぐらい必要でしょう。また、バードウォッチングなどより遠くのものを見たい場合にも対物レンズの有効径を上げると見やすくなります。

▼急な雨を想定して防水性能をチェック

FUJINON(富士フイルム)『テクノスタビ TS-X 1440』:

出典:Amazon

アウトドアでは急に雨が降ることがあります。また、湿気の多い場所や水辺などでも使用するので、曇り止めや防水機能のついた防振双眼鏡を選びましょう。

さらに、船を利用したりマリンスポーツでも使う場合は完全防水のものが必要です。アウトドアで使用する場合は、どのようなシーンで使用するのかによって防水機能をチェックしてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)