俳優の中尾明慶、24日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、女優・沢尻エリカの逮捕により大河ドラマ『麒麟がくる』の撮り直しが行われることについてコメントした。

中尾明慶

中尾明慶

沢尻は16日、合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。大河ドラマ『麒麟がくる』の濃姫役は川口春奈が代役を務め、12月初旬から再撮影が行われるという。

中尾は、ジミー大西役を演じたNetflixオリジナルドラマ『Jimmy ~アホみたいなホンマの話~』で同様の経験がある。明石家さんま役を演じた小出恵介が、不祥事発覚で降板。玉山鉄二を代役に立てての全編撮り直しが行われた。

中尾は、「僕は一視聴者としてこの作品を非常に楽しみにしていたので、少し遅らせてでも撮り直した方がいいのかなと思います」と切り出し、「視聴者の方、楽しめますかね?」とそのまま放送した場合の影響を危惧。

さらに、「(撮り終えていたのは)10話までで、大河ドラマはもっと続くじゃないですか。11話からキャストが変わる方が僕は違和感を感じる。まだ放送もされてないですし、撮り直した方がいいと思います」と続けた。

一方で、『Jimmy』での再撮影を思い返し、沢尻の共演者に「たぶん苦労されると思います」と同情も。「どうしても過去の方のお芝居は不思議と(頭に)残っているので。その間の感覚とか。そこを変えてアジャストするのは結構苦労されると思います。主役、他のキャストの方も」と自身の経験と重ね合わせていた。