お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が21日深夜、ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)に出演。自身も出演する2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演予定だった女優の沢尻エリカ容疑者が、麻薬取締法違反の疑いで逮捕された件について言及した。

岡村隆史

岡村は冒頭、「えらいこっちゃ。みなさんもご存じやと思いますけど、沢尻エリカさんがお薬でお捕まりになられて。大河に出ていて、斎藤道三の娘・帰蝶(濃姫)という役なんですけど、捕まったんです」と逮捕に言及。「僕はずっとラジオでも警鐘を鳴らしてきました。『薬あかん』って。まさかこんなとこに…」と驚きを隠せず。

そして、「正直僕はそんなにシーンなくて。絡んだシーンが2シーンだった」と明かし、「1つはスタジオでセット組んで。ガッツリ帰蝶と絡むっていうわけでもなかったんですけど、おそらくそのセットも崩している。もう1個が岩手ロケ。最初に光秀としゃべるシーンで、後半に出てくる。うまいこといけば逃げ切ってる可能性も。撮り直しせんでも。どうかな? わからんけど、もしかしたら逃げ切れるかもわからんと思ってます」と共演シーンについて説明した。

また、「昨日、大河のポスター撮影だった」と言い、逮捕のニュースが出てから初めて大河の関係者と会ったとのこと。「まずメイク室に行ったらメイクさんがいて、『何からおしゃべりしますか?』って。『いやー大変でしたね』ってことから。でもそのときにはスタッフも気持ちを切り替えているというか…」とスタッフの様子を明かした。

この日も『チコちゃんに叱られる!』の収録でNHKを訪れ、主演の長谷川博己と会ったそうで、「『大変でしたね』『本当にね』っていう話をして。でも長谷川さん自体はもう切り替えていた。『こういうことがあるのはしょうがないことですから』って」と長谷川の様子を紹介。「こういうことがあったから余計みんな結束力がバンって。団結した感じがするし、長谷川さんが『連絡先交換しましょう、ご飯でも行きましょうよ』って、連絡先も交換して。『いろいろ話しましょう』って前向きな感じに」と話した。

代役に決定した川口春奈にも言及し、「こんな状態で引き受けるって大変。だから応援してあげて」と呼びかけた岡村。「こうなった以上、ワンチームでこの危機を乗り越えて、『麒麟がくる』、川口春奈がくる、岡村が再撮から逃げるということもあるかもしれない。このことで一つにまとまった感じがしている。こういうことがあってもみなさんの期待している大河になるような意気込みです。みなさんも前を向いて頑張っていくということになっていますので、楽しみにしていただけたらなと思います」と語り、「薬あかん」と強調した。