リビン・テクノロジーズは11月12日、「関東と関西では住宅選びは異なるのか」をテーマとした調査結果を発表した。調査は10月15日~31日、同社運営の不動産サイト「リビンマッチ」を利用した20歳以上の男女129名(関東79名、関西50名)を対象にインターネットで行われた。

  • 住宅購入時に最も重視する点

    住宅購入時に最も重視する点

住宅購入時に「最も重視する点」を聞いたところ、関東は「周辺環境」(19.0%)、「価格」(17.7%)、「駅・バス停からの所要時間」(16.5%)、「所在地」(10.1%)が上位に。一方、関西では「価格」(22.0%)が最も多く、次いで「周辺環境」(18.0%)、「駅・バス停からの所要時間」(16.0%)、「売主の信頼度」(10.0%)と続いた。

続いて、「2番目に重視する点」を聞くと、「価格」(関東27.9%、関西18.0%)や「所在地」(同15.2%、16.0%)、「周辺環境」(同13.9%、14.0%)、「駅・バス停からの所要時間」(同13.9%、10.0%)が上位にきた。

さらに、「3番目に重視する点」も聞いたところ、関東では「構造・耐震性」(13.9%)、「周辺環境」(12.7%)、「間取り」「広さ」(ともに10.1%)が上位に。一方、関西では「周辺環境」「日照・風通し」(共に16.0%)、「価格」(14.0%)、「構造・耐震性」(12.0%)、「間取り」(10.0%)が上位に並んだ。

  • 住宅購入時に最も妥協してよい点

    住宅購入時に最も妥協してよい点

次に、住宅購入時に妥協できる点について調査を実施した。その結果、「最も妥協してよい点」について、関東では「学区」(22.8%)が最も多く、次いで「駅・バス停からの所要時間」「広さ」(ともに16.5%)、「間取り」(10.1%)と続いた。関西でも「学区」(22.0%)が最多となったものの、以下「築年数」(18.0%)、「間取り」「リノベーションの自由度」(共に12.0%)、「駅・バス停からの所要時間」(10.0%)と続き、「広さ」は4.0%にとどまった。

また、「2番目に妥協してよい点」は、関東では「築年数」(21.5%)、関西では「リノベーションの自由度」(20.0%)が最多に。さらに「3番目に妥協してよい点」については、関東では「リノベーションの自由度」(16.5%)が、関西では「築年数」(20.0%)が最多となった。

今回の調査から、関東は利便性を、関西は住み心地をより重視する傾向にあることがわかった。