俳優の小関裕太が23日、大阪・カンテレ本社で行われた主演ドラマ『死亡フラグが立ちました!』(24日スタート、毎週木曜24:25~ ※全8話)の記者会見に出席した。

  • 小関裕太

このドラマは、小関演じるフリーライター・陣内トオルが、雑誌の編集長から「死神」と呼ばれる殺し屋の正体を暴くことを命じられ、東大卒の天才投資家・本宮(塚地武雅)や、ヤクザ・松重(寺脇康文)らとともに「死神」の正体に迫るドタバタコメディーミステリー。

初の単独連ドラ主演となる小関は、それに気づいたのが「撮影最終日でした。とにかく楽しかったからそう感じたんだと思います。クランクアップ時に、お世話になったスタッフの方々に向けてコメントをする際、こんなに分厚い台本を短期間で覚えたことあったかな、自分よくがんばったな、など色々思い出していく中で、『あ、そういえば連続ドラマは(単独)初主演だ! だからセリフ多かったんだ』って気付きました(笑)」とのこと。

「いい意味でプレッシャーはなく、とにかくコメディーで、相方は塚地さんで楽しそうだなと。2019年の夏をこのドラマだけに捧げるつもりでやっていたので、夏を満喫しきって、熱い夏を過ごしました」と楽しみながら撮影を乗り切った様子だ。

夏の撮影は暑さとの戦いだったようで、「真夏の暑い日に、外で撮影がありました。全力ダッシュで逃げるというシーンで、長回しで結構な距離を走ったんです。ドラマのシーンで使われているのはちょっとだと思いますが、実際は全力ダッシュの長時間の撮影だったので 200~300メートル走った時に『全然大丈夫です』と言いながらフラッと崩れ落ちそうになりました」と過酷なロケを振り返った。

共演した塚地の印象を聞かれると「最初、他局ドラマで石原さとみさんに『次は何やるの?』と聞かれたときに『塚地さんとのコメディーで僕はイケてないルポライター役で、一方塚地さんは代わる代わる女性をはべらせるモテモテ男で、1日に数百億動かす敏腕トレーダーで、かつケンカも強く運動神経もよいイケてる役なんです』と答えると、石原さんは『塚地さんは本当に素晴らしいお芝居をされるからぜひ楽しみにしといて』とおっしゃいました。“素晴らしい演技、素晴らしいお芝居”というワードに、もしかしたら厳格な方なのかなと緊張していたのですが、実際お会いしてみると、テレビで拝見するとおりのすごく優しい人でした。関西の方なので関西パワーを頂きながら、よいスタートが切れました。とにかくご一緒させていただいて楽しかったです」とコメント。

自身の役どころが都市伝説を特集している雑誌のライターであることにちなみ、“都市伝説”になるような経験があるかと聞かれると「あります!(笑)」と即答。「怖い話なんですけど、仕事であるホテルに泊まったことがあって。そのホテルの7階の一番奥の角部屋がヤバいって言われていて、そこにビビりの友達と一緒に泊まることになったんです。聖書があったので、無駄に読んだり、入り口でお祈りしたり、お互いビビりなので脅かしあいながら、夜を迎えて寝てたんですね。その部屋に出るっていう霊は、まずドアをドンドンして、ドアの下からびよーんって出てくると聞いていたんです。そしたら、真っ暗な中ドアをドンドンされて『どうしよう』と思って固まったんですけど。声が聞こえて『起きろー!起きろー!』って。携帯見たら、朝の6時で『うわ!寝過ごしてる!』っていう(笑)。起こしに来たスタッフさんがノックする音だったんです。心霊よりも怖い体験をしました(笑)」とオチ付きの怖い話を披露し、会場の笑いを誘った。

そして、最後に「ちょうど会社から帰って疲れてる方だったり、学生さんだったり、寝る直前の方だったり、疲れた気持ちをガハハと笑っていただいて寝ていただけるような、確実に笑えるコメディー作品なので、笑いたい方に見ていただきたいなと思う作品です!」とアピールした。