映画『空の青さを知る人よ』(10月11日公開)の公開記念舞台挨拶が20日に都内で行われ、吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音、長井龍雪監督が登場した。

  • 左から長井龍雪監督、吉岡里帆、吉沢亮、若山詩音

同作は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』を世に送り出したアニメーションチーム・超平和バスターズ(長井龍雪・岡田麿里・田中将賀)の最新作。高校2年生になる相生あおい(声:若山詩音)は姉のあかね(声:吉岡里帆)とともに暮らしていたが、ある日姉の元カレである金室慎之介(声:吉沢亮)の高校生時代=しんのが13年前から現れ、恋をしてしまう。そんな中、31歳の慎之介とあかねは久しぶりの再会を果たそうとしていた。

アニメ映画だが「大人に刺さる」と評判だという同作。吉沢は「キャラクターがいっぱいいるし、必ずどこかに共感していただける部分がある。最終的にはポジティブな気持ちで追われるし、すごい感情を揺さぶってもらえる作品な気がするので、男性も女性もいろんなことに悩んでる人が見たら刺さるものがあるのかなと思います」とアピールする。

また同作は「シッチェス・カタロニア国際映画祭にも選出され、吉沢、吉岡、長井監督がスペインを訪れたが、吉沢は「いやもう、すごかったですよ。お客さんの反応とか。日本の『こち亀』のくだりで爆笑が起こるんです。『こち亀、知ってるんだ』って」と明かす。「日本の文化を知らないと笑えないところで笑いが起こっているし、熱を感じるし、日本を愛してるんだってことがビンビンに伝わってきました」と喜んでいた。

さらに、吉沢が「個人的なことですけど、(作品の)最後のライブ会場、(秩父)ミューズパークというところが実は、仮面ライダーで初めて(『仮面ライダーフォーゼ』で仮面ライダーメテオに)変身した場所なんです。それをシッチェスで監督から教えていただいて、運命的なものを感じました」と明かすと、会場も驚きに包まれる。長井監督も「『フォーゼ』を見返しました。『ここだ〜!』って」と興奮した様子だった。