映画『その瞬間、僕は泣きたくなった - CINEMA FIGHTERS Project -』(11月8日公開)の完成披露試写会舞台挨拶が15日に都内で行われ、小林直己(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、今市隆二(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)、行定勲監督、洞内広樹監督、井上博貴監督が登場した。

  • 左から洞内広樹監督、佐野玲於、今市隆二、行定勲監督、小林直己、佐藤大樹、井上博貴監督

同作は5本のショートフィルムによるオムニバス映画。三池監督の『Beautiful』には EXILE AKIRA、行定監督の『海風』には小林、松永監督の『On The Way』に今市、洞内監督の『GHOSTING』に佐野、井上監督の『魔女に焦がれて』に佐藤が主演する。

三代目 J SOUL BROTHERSのヴォーカルで、今回が演技初挑戦となった今市は「撮影に入る前に2回、監督とご飯をご一緒して、プライベートな話から仕事の話までして、結構晒してくださって。良い信頼関係で始まったんですけど、初回で監督が豹変した」と振り返る。「最初の撮影で20テイクくらい撮ったんですよ。初めての演技でもあったので、食らった感じもあったんですが、『アーティストとしてではなく、人間としての今市隆二を撮りたい』と言ってくださったので、内面の部分を現場で出せるようにしてくれた」と感謝した。

同じグループで活動する小林が「素晴らしかったです」と今市の演技を絶賛すると、今市は「LINEをくれたんですよ」と嬉しそうに報告。小林は「観終わったあと、すぐ隆二にLINEして。初めてでいろいろな葛藤があったと聞いていたんですけど、普段の彼があまり見せたことない感じが出てた。松永監督が、彼自身が表現したい、叫びたいと思ってることを芝居に置きかえたのかなというくらい」と驚きを表す。今市が「欲が出てきたので。今回は短編でしたけど、長編とかも」と今後の希望を見せると、観客は「え〜!!」と驚き&期待の声を上げ、今市が「まだ全然わかんないですけど!」と慌てる一幕もあった。

また、舞台挨拶後の囲み取材では、今市の演技について佐藤が「もともと、ヴォーカリストとして活躍している方って、僕らにはできないような表現力を持ってるんです。悔しいくらいに。そこに上乗せして、今市さんにしかできない表現とか表情を全て出すようにされてたので敵いませんでした」と熱弁。佐野は「松永監督の作品が好きでうらやましい気持ちもあったし、今市さんにすごく合っていた。話がドキュメンタリーで、もっと見たくなった。メキシコの話にすごく興味が湧いて、自分の生活のありがたみも感じました。泣きました」と感想を述べる。

この言葉を受けて、今市は「大樹は本当に思ってるかわからないけど……」と周囲を笑わせつつ、「直己さんもLINEをくださって。早く感想が聞きたいという気持ちもあったので」とLINEの感想がとても嬉しかった様子。今後「自分ではないような、真逆の役とかもやったら力にもなるのかなと思います」と語る。三代目JSB全員での作品の可能性を聞かれると、小林は「面白いんじゃないですかね。それぞれ本当に個性が違うので、『やってみたい』という監督の方に会ってみたい。ぜひ募集しています」と語りかけた。