10月4日公開の映画『ジョーカー』の公開直前イベントが30日、都内で行われ、劇団ひとり、新川優愛、杉山すぴ豊が出席した。

映画『ジョーカー』の公開直前イベントに出席した劇団ひとり、新川優愛(左から)

孤独だが心優しかった男が"悪のカリスマ"に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ&キャストで描いたサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』。第76回ヴェネツィア国際映画祭で最高賞となる金獅子賞を受賞するなど、公開前から大きな話題を集めている。

そんな本作の公開直前イベントに、『ジョーカー』ファンの劇団ひとりと新川優愛らが登壇。本作について劇団ひとりが「めちゃくちゃ面白かったですね。生々しくて途中で実話を基にしているんじゃないかと錯覚するぐらいのめり込みました。実は先日1回見たんですが、あまりに面白くて皆さんと見たんですけど、2回目もさらに面白くて、ずっと見入ってしましました。恐らく3回も見るんじゃないかと思うぐらい大好きな作品です」と興奮気味に語った。

新川も「私は見終わった後に言葉が出なくて、色んな感情が湧いてきました。エンドロールが終わって『はぁ~』っていう気持ちでいっぱいでしたが、フィクションだと分かっていてもどこかリアリティーがあって、世界を映し出しているんじゃないかなと思うような作品でした」と話した。

本作は、その衝撃度から本年度のアカデミー賞の有力候補とも言われている。それにちなみ「『ジョーカー』に賞をあげるとしたら、どんな賞?」という質問に「ジョーカーのメイク時間何時間で賞か?」と答えた新川に、劇団ひとりが「クイズになっちゃったね(笑)。賞をあげるんでしょ? クイズなの?(笑)」とツッコミ。回答の理由として新川が「白塗りだったりナチュラルな時だったり、チェンジもあって長時間かけて作られたと思うと、メイク時間何時間だったでしょう?」と説明すると、劇団ひとりは「このメイク、そんなに時間かかるかな? 日本の時間のない現場ばかり経験しているからだよ。多分ハリウッドはメイクのチェンジする時間ぐらいちゃんと取ってくれるよ」と指摘する場面も。すると新川は「日本のドラマはお昼時間も短いですから(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『ジョーカー』は、10月4日日米同時公開。