俳優の古川雄輝、SUMIRE、池田鉄洋が24日、都内で開催されたWOWOWオリジナルドラマ 『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』舞台挨拶付き特別試写会に登壇。古川は三度目の「トレミー」役を楽しんだことを振り返ったほか、SUMIREの意外なギャップを明かした。

  • 左から、池田鉄洋、古川雄輝、SUMIRE

本作は、木村文乃の主演で放送された『石の繭』『水晶の鼓動』に登場する殺人犯のトレミー(古川)が誕生するきっかけを描く作品。川崎で起きた殺人事件の容疑者としてマークされる八木沼雅人/野木直哉(古川)が、自身に想いを寄せる浅田吉佳(SUMIRE)と関わり合う様子や、捜査一課の刑事・井口智一(池田)と織りなす逃走劇を活写する。

三度目のトレミー役に挑んだ古川は、本作が完全オリジナルであることを紹介し「八木沼雅人として『石の繭』に登場するときに、普段この人物が何をしているのかっていうのが、基本的には描かれていないんですね。今回、僕も脚本を読んで初めて、こういうことだったのかっていうのが分かった」とコメント。演じる難しさもあったとしたうえで「シリーズを通してご一緒させていただいた方々もいらっしゃったので、作風はシリアスなものなんですけども、現場ではすごく監督と相談しながら、楽しく撮影していた覚えがありますね」と振り返った。

一方、池田は監督の演技指導に熱が入っていたと言い「監督の熱意がどんどん憑依していったというか、監督に作っていただいた感がすごく強いです。あと、単純にメイクさんが相当かっこよくしてくれたというのもあるんですけども、皆様のお力でなんとなかったかなという感じがしますね」と感謝。そして「私史上、最もワイルドでかっこいい役だと思います。これを機に、第二のブレイクが来ると思っていますので、よろしくお願いします」とアピールして会場を沸かせた。

その後、古川は「喋り方からして、クールな方なんだろうなと思っていた」というSUMIREとの、現場での印象的なエピソードに触れ「(昼食を)広い部屋で、僕とマネージャーさんとで食べていたんですけど、スッと横に来て、ご飯を食べ始めて。それがすごく意外(だった)」と発言。広い部屋での食事の際には、距離を取る人が多いとしたうえで「意外と積極的に隣にスッと座ってきて。話すとアニメ好きだったりとか、ギャップが色々あって」とも明かし、SUMIREは照れ笑いを見せていた。