エン・ジャパンはこのほど、「仕事とライフイベントの両立」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は7月18日~8月19日、同社運営の求人情報サイト「エンウィメンズワーク」を利用する女性451名を対象にインターネットで行われた。

  • 仕事との両立が難しいライフイベント

    仕事との両立が難しいライフイベント

「仕事との両立が難しい(難しそうな)ライフイベントは何ですか?」と尋ねたところ、経験の有無に関わらず「家族の看護・介護」(85%)が1位に。次いで「子育て」(経験あり75%、経験なし80%)、「結婚」(同15%、26%)と続き、どちらも経験がない人のほうがより「難しそう」と回答した。

家族の看護や介護、子育て、結婚と仕事との両立を行うために、周囲に何を望むかを聞いたところ、「上司の理解・協力が得られている」(80%)、「同僚の理解・協力が得られている」(78%)、「休みが取りやすい」(78%)が上位にあがった。

また、家族の看護や介護、子育て、結婚と仕事との両立がうまくできているかを聞いたところ、65%の人が「できている」と回答。両立することのメリットや相乗効果を聞いたところ、「時間のやりくり・工夫が上達する」「女性がキャリアを途切れさせないことは、将来の資金計画にもプラスになる」「両立には夫の協力が必要なため、コミュニケーションを取り、力を合わせて家事をすることができるようになった」など、自身の変化に加え、周囲とのコミュニケーションの改善などの声があがった。

一方、「できていない」と回答した人に「どうすれば両立できそうですか?」と聞くと、 「夫と家事をしっかり分担して、どちらかが忙しいときには助け合うことが必要」「時短勤務・受け持っている業務の調整」「家事代行など自分が苦手なことを外注する」など、家庭内や周囲の理解と協力に加え、外部サービスの活用を検討する声が目立った。

  • ライフイベントを迎える前にしておいたほうが良いこと

    ライフイベントを迎える前にしておいたほうが良いこと

最後に、ライフイベントを迎える前にしておいたほうがよいことを教えてもらったところ、「仕事に役立つスキルを身につけておく」(66%)、「上司や同僚との信頼関係を築いておく」(60%)、「資格を取得しておく」(48%)が上位となった。