キューサイはこのほど、「運動意識に対する実態調査」の結果を明らかにした。同調査は2018年12月18日~21日、40代~70代の男女6,511名を対象にインターネットで実施したもの。

  • どのようなスポーツを定期的に行っていますか?

    どのようなスポーツを定期的に行っていますか?

どのようなスポーツを定期的に行っているか尋ねたところ、最も多い回答は「ウオーキング」(53.5%)、2位は「ジョギング」「ジム通い」(各13.7%)、4位は「ゴルフ」(13.2%)、5位は「水泳」(8.7%)だった。

定期的に身体を動かしている人の割合をエリア別で見ると、スポーツをしている人の割合が最も多いエリアは「関東」 (39.6%)」だった。2位は「中部」(35.8%)、3位は「近畿」(35.7%)」となっている。

  • 定期的に身体を動かしていますか?

    定期的に身体を動かしていますか?

スポーツをしている人に継続している期間を聞くと、「10年以上継続している」という人の割合は全体の52.0%だった。エリア別で見ると、北海道・近畿・四国・中部・関東での継続率が5割を超えている。

厚生労働省が2016年に調査した都道府県別の健康寿命では、男女とも上位4位までが関東・中部・近畿が占めている。これらのエリアは、スポーツに取り組んでいる割合や継続率が高いことが共通しており、スポーツを行うことが健康寿命の延伸に寄与できる方法の一つとしてと考えられるという。

  • 都道府県別健康寿命ランキング2016年度

    都道府県別健康寿命ランキング2016年度

骨や関節、筋肉などが衰えることで、「立つ」「歩く」などの移動機能が低下した状態のことを「ロコモティブシンドローム」と言う。

「骨」「関節」「筋肉」に対するロコモティブシンドローム対策をしていない人の割合をエリア別で見たところ、全エリアで「対策をしていない」という人が半数以上を占めた。

  • 「骨」「関節」「筋肉」に対するロコモティブシンドローム対策はしていない人の割合

    「骨」「関節」「筋肉」に対するロコモティブシンドローム対策はしていない人の割合

健康寿命ランキングで上位を占めている「中部地方」の人に「足腰のために積極的に摂っている食べ物」について尋ねると、「乳製品」(25.8%)、「魚」(14.8%)、「肉」(5.2%)が多かった。