10月30日スタートのフジテレビ系新バラエティ番組『BACK TO SCHOOL!』(毎週水曜22:00~ ※初回21:00~2時間SP)の総合演出を務める同局の田中良樹ディレクターが2日、東京・台場の同局本社で行われた改編説明会で、意気込みを語った。

  • 入社2年目の杉原千尋アナ(左)と6年目の田中良樹ディレクター

この番組は、「もっと友達が欲しかった」「もっと恋をしてみたかった」と青春時代にやり残した思いを抱える芸能人が、期間限定の転校生として、実際の高校生活を体験するというもの。これまで3回特番として放送され、第1弾では元℃-uteの岡井千聖と亀田興毅、第2弾では青山テルマ、第3弾では川島海荷が、現役高校生たちと一緒に学校生活をやり直し、あの頃できなかったことに挑戦した。

フジのバラエティ番組を制作する編成局制作センター第二制作室による公開イベント形式の「第3回企画プレゼン大会」(昨年9月開催)から実現した番組で、同プレゼン大会から生まれるレギュラー番組は、『超逆境クイズバトル!!99人の壁』(毎週土曜19:00~)に続いて2本目となる。

総合演出の田中氏は入社6年目の若手だが、「ディレクション(演出)の武器は経験値だと思っているので、若いということは基本的にはデメリットだと思っています」とした上で、自身の強みを「ほんの数年前まで視聴者でいたことです」と強調。

「僕は、フジテレビが(視聴率)1位じゃなくなってから就職活動を始め、『笑っていいとも!』が終わってから入った代なんです。自分が大好きだったフジテレビの元気がなくなっていく姿を視聴者として客観視していたことが、僕の唯一の武器なのかなと思っています。柔軟というか、凝り固まってないというか、まだ何も知らないけど、テレビの前ですごく客観的に見ていた目線でアプローチすることが、この枠を任させていただいた意味なのかなと思っています」と、その使命を述べた。

MCとして“転校生生活”を見守るのは、ともにゴールデン・プライム帯番組初MCとなる俳優の風間俊介、お笑いコンビ・麒麟の川島明、そして入社2年目の杉原千尋アナウンサー。改編説明会の司会を務めていた杉原アナは「初めてのゴールデン帯のMCということで、とてもプレッシャーがありますが、見てくださる方が本当にほっこりとした気持ちになっていただけるよう、精いっぱい務めたいと思います」と意気込みを語った。