京成電鉄は29日、ダイヤ改正を10月26日に実施すると発表した。都心から成田国際空港へのアクセス強化を図り、「スカイライナー」を大幅増便。運行時間帯を拡大するとともに、ほぼ終日にわたって20分間隔の運行とする。

  • 京成電鉄は10月26日のダイヤ改正で「スカイライナー」を大幅増便。使用車両のAE形は今年度中に1編成増備される

成田国際空港は航空旅客数の増加傾向に加え、今年10月末の運用時間延長にともなう航空機の増便が予定されている。これを受けて、京成電鉄は10月26日に実施するダイヤ改正で都心から成田国際空港へのアクセスをさらに強化。「スカイライナー」の大幅増便に加え、空港関係者らに向けた深夜時間帯の列車の拡充も行い、深夜24時台に成田空港駅を発着する一般列車を新設する。

ダイヤ改正後、「スカイライナー」の運行本数は下り41本・上り41本となり、現行の運行本数(下り29本・上り30本)と比べて約1.4倍に。運行時間帯も拡大され、平日の下り始発列車を現行の京成上野駅5時58分発から同駅5時40分発に繰り上げ、最終列車を現行の京成上野駅18時20分発から同駅20時20分発として2時間繰り下げる。上りの最終列車(平日)も現行の成田空港駅22時30分発から同駅23時20分発に繰下げとなる。

「スカイライナー」は大幅増便により、日中時間帯を中心に20分間隔で運行。よりわかりやすいダイヤとし、京成上野駅では平日6~17時台の毎時0・20・40分に下り「スカイライナー」が発車する。成田空港駅では平日10~16時台の毎時19・39・59分、18~19時台の毎時0・20・40分、20~22時台の毎時0・30分に上り「スカイライナー」が発車する。