俳優の三浦春馬が28日、韓国・ソウルで開催された国際テレビフェスティバル「ソウルドラマアワード2019」で「アジアスター賞」を受賞した。
会場到着後、詰めかけた観客や報道陣に笑顔で手を振りながら、さっそうとレッドカーペットを歩いた三浦。その後に行われた授賞式で、アジアで精力的に活躍し、大きな影響力を持つ俳優に与えられる「アジアスター賞」を、アルデン・リチャード(フィリピン)、トルーオン・ゴク・アイン(ベトナム)、ヘレン・ヤオ(中国)、ビビアン・ソン(台湾)と共に受賞した。
現在放送中の、韓国ドラマの日本リメイク版となるドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)での主演をはじめ、アジア各国で公開された数多くの作品での活躍が認められた三浦は、舞台上に登壇し、英語でスピーチ。
「このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。これまで私を支えてくれたすべてのスタッフ、そして応援してくれるファンの皆さんに感謝します。俳優としてアジアで活動する中で、私はその国ごとの美しい文化や人の優しさに触れてきました。エンタテインメントには、スポーツのように国境を越えて人々を結びつけ、興奮を生み出す力があります。私は自分の活動を通じて、アジアの国々の絆を強める役割を担い続けられたらと願っています」と話した。
また、「このような賞をいただき、今日この場に立たせていただいたことで、私はより一層韓国の皆さんへの敬意と愛情を持ちました。本当にありがとうございました」とメッセージを寄せた。
授賞式前には、「緊張する!」と語っていた三浦だが、本番を終えた後は各国の俳優陣たちと談笑や記念写真を撮影するなど、リラックスした様子。「日本で頑張っているからこそ、こうして海外からもお声掛けいただけたんだと思います。ですので、今まで支えてくれた日本のファンの皆さんにすごく感謝していますし、これからも自分が見ている景色を少しでもシェアできるよう、これまで同様、日本での活動も一生懸命頑張っていきたいです!」と、気を引き締めていた。
『TWO WEEKS』は、9月3日に第8話を放送。結城(三浦春馬)、楓(芳根京子)、有馬(三浦貴大)が手を組んだ出頭作戦は見事成功し、灰谷(磯村勇斗)は殺人未遂の現行犯で逮捕された。はな(稲垣来泉)の手術まであと5日、灰谷の自供をもとに、何としても身の潔白を証明したい結城は、その思いを有馬に託す。取り調べで灰谷と対峙(たいじ)した有馬は、これまでの罪を認めさせ、背後にいる柴崎(高嶋政伸)の悪事を暴こうとするが、灰谷はなかなか口を割らない。それどころか、黒幕・早穂子(黒木瞳)からの圧力もかかり…。