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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘

キャンプ/釣りライター:中山 一弘

青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。

今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。


キャンプやアウトドアで、手軽に調理を楽しめる「固形燃料」。エスビットやニチネンなどから、卓上・缶・タブレットなど、燃焼時間や保存方法の違うさまざまな固形燃料が発売されています。この記事では、固形燃料の種類ごとの特徴や選び方おすすめ商品を紹介します。

固形燃料の種類・タイプ

固形燃料とひとくちにいっても、その材質や形状にはさまざまなものがあります。アウトドア用でよく使われる材質としては、アルコール系のものと木質系(木炭)のものがあります。これらを利用した形状の違いで紹介していきます。

定番の「卓上用固形燃料」

出典:Amazon

アルコール系の代表格、「卓上用固形燃料」です。よく旅館の宴会などでも使われる、コンロと一緒に使うアルミ箔のついた燃料として見たことがあるかもしれません。固形燃料として最初におもいつくのはこれかもしれませんね。

防災グッズとしても人気「缶入り固形燃料」

出典:Amazon

一度火をつけて消しても再度利用できるのが「缶入り固形燃料」の特徴です。缶入りは容量も多く長時間利用することができるので、保存性に優れ非常用として使われることが多い固形燃料です。

着火剤とし広く利用「タブレット型固形燃料」

出典:Amazon

おもに木炭の着火剤として利用されるのが「タブレット型固形燃料」です。必要な分を割ってつかえるものが多く、火力や使用時間に応じて量を調整して利用します。もともとは軍用として使われていたといわれています。

(★)それぞれの特徴を理解し、自分に合ったものを選択

【エキスパートのコメント】

ほかには小分けで手軽なジェルパックなどもあります。自分がどのような固形燃料を利用したいのか、それぞれ燃焼時間や保管の仕方などがことなるので、特徴をまず調べてから選ぶようにしましょう。

固形燃料の選び方

それでは、固形燃料の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。

【1】燃焼時間
【2】保存のしやすさ
【3】ニオイや煙の量

上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】燃焼時間をチェック

固形燃料には、ティーライトキャンドルのようなものも含めることがあります。とても安価に販売されていることがありますが、アウトドア用としてはあまり向きません。

燃焼時間は長いものの、風で吹き消されやすく、火力もそれほど期待できないためです。自宅でチーズフォンデュをするだけ、という程度ならばよいのですが、炊飯や調理に使おうとするのであれば、やはり燃焼時間が長く火力も高いものがおすすめです。

一般的にお湯を沸かしたり炊飯をしたりといったことを考えるなら、強い火力で15分程度の燃焼時間が基準だと考えましょう。追加投入できるのであれば、ひとつあたり燃焼時間が5分だとしても、連続して3つ使えば15分持つという考え方でもOKです。

【2】保存のしやすさをチェック

出典:Amazon

宴会などでよく出てくる、ひとり用コンロで使うアルコール燃料は、長く保存しているうちに揮発してしまい、気づいたら中身がなくなっていた、ということもあります。燃料の包装自体の密閉性が高い商品を選ぶとよいでしょう。

なお、購入して開封したら、気密性のある容器に移して保管しておけば安心です。また、自己着火の危険を避けるため、とくに夏場に窓の近くで直射日光が当たって高温になる場所には置かない心配りも必要です。注意書きなどをよく読み、安全に保管するようにしましょう。

【3】ニオイや煙の量をチェック

出典:Amazon

炭の火起こしなどであれば、持続時間と火力だけに注目すればよいのですが、調理に使う場合はニオイや煙が出るかどうかなども調べておきたいものです。

メーカーによって異なるのですが、商品によっては多少ガソリンに近いニオイのものもあり、それで食材を焼くとニオイが移ってしまうことも。「コッヘル」などの調理器具を使うならよいのですが、直火が食材にあたる使い方の場合は注意しましょう。

実際に使ってみないとわからないことなので、アウトドア用品店で聞いてみたり、通販サイトのレビューなども参考にしてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)