ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』。20日(18:56~)は、翌21日が参議院の通常選挙だったため、選挙特集だった。

  • 池上彰 -テレビ朝日提供

参院選、衆議院の総選挙のたびに選挙特集をやっており、同局の丹羽敦子プロデューサーは「何年かに一度のことなので、見ている方もきっと忘れている部分があると思いますし、なによりも池上さんの『できるだけ多くの人に選挙に行ってもらいたい』という思いもありまして毎回この企画をやっています」と理由を語る。「とはいえ、毎回何か選挙制度、変わっている点があるんですよね。今回で言うと"特定枠"。ニュースで聞いたことはあっても、意味を知らなかった方、多かったのではないでしょうか」と続けた。

毎回、「衆議院と参議院の違いについて」の解説を行うとのことで、「役割に違いがあるからこそ、選挙制度、つまり議員の選び方も違う。初めてこの話を池上さんから聞いたときは本当に目から鱗でしたね。中学の公民などで選挙制度も習いますけど、そういう結び付け方はしないですからね。さすがだと思いました」と振り返った。

また、丹羽Pは「選挙企画の時、いつも私が感じるのは、池上さんがブラックになっていることです」と笑顔を見せ、「選挙の時の池上さんは、いつもテレビ東京で特番をやられていますが、この時のツッコミが激しくて『池上無双』とか、よくネットに出ていますよね。この番組の収録のころから、徐々にテンション上がっているのか、いつもに増してブラックさが出てきます。今回もゲストの方にかなり激しくツッコミ入れていたので皆さんもちょっと気づかれたのではないでしょうか」と語った。

そして「放送では割愛していますけど、芸人さんに『面白いこと言ってください』とか『意外と面白くない答えですねぇ』とか、かなりヒドいこと言ってます(笑)。そんな池上さんは、スタッフの間では『もうすぐ選挙ですねぇ』ともはや風物詩になってます(笑)」と明かした。

ただ、「池上さんが選挙特番でそれだけテンション上げていくのも、やっぱり池上さんは『より多くの人に選挙に興味を持っていってほしいから』というのはあるようですね」とのことで、「あまり自分の意見をこの番組では池上さんおっしゃいませんが、『選挙に行きましょう』だけはいつも強調されています。スタッフもいつも『行きなさいよー。当日忙しかったら期日前投票行ってきて!』と言われています。ご自身も特番ありますから、いつも期日前にいかれているそうです」と述べた。

次回(8月17日 18:56~)は、改元や高齢者の事故、新たに始まった制度など、上半期のニュースを徹底解説していく。