お笑いタレントのビートたけしが20日、TBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』(毎週土曜22:00~23:24)に生出演。反社会的勢力との闇営業問題で19日に吉本興業から契約解除された雨上がり決死隊の宮迫博之と、謹慎中のロンドンブーツ1号2号の田村亮が、20日に都内で行った会見について言及した。
たけしは「猿回しと同じで、おいらは芸人だから猿。猿が人を噛んだからといって、猿に謝れって言ったってダメ。飼っているヤツが謝るの」と、芸人と事務所の関係を猿と猿回しに例え、芸人の失敗は事務所が謝るべきだと意見。
また、「涙を流して記者会見したヤツの芸を誰が見て笑うんだってなるから、これ(謝罪会見)はやらせたくないんだよ。これをやってくれるなって思う。芸事っていうのは、人を笑わせるっていうことは、そういうことを全部忘れて明るくくだらないなっていうことが芸なんだから、それをやってしまわなきゃいけないようにした事務所おかしいって」と吉本に苦言を呈した。
続けて、「もっと考えないといけないのは、闇とかなんか言っても、それをやんなきゃいけないような状態の事務所の契約はなんだって。ちゃんと若手も出てきて、こういう仕事やっていくらくれたって言ったほうがいい。家族がいて食えないようにしたのはいったい誰なんだって。だったら雇うなよっていうことだから、最低保障くらいしろよって」と根本の問題を指摘した。
さらに、「事務所とみんな出て『すいません』で、それで済んだんだよ。『謹慎させて出直します』って言えば済んだことなのに、じゃんじゃん大きくして、週刊誌も2弾3弾やるからこんなことになってしまって」と、騒動後の吉本の対応にも苦言を呈した。