ワークポートはこのほど、「ハラスメント」に関する調査結果を明らかにした。同調査は6月11日~18日、全国の転職希望者470人を対象にインターネットで実施したもの。

  • これまで何らかのハラスメントを受けたことがあるか

    これまで何らかのハラスメントを受けたことがあるか

これまで何らかのハラスメントを受けたことがあるか尋ねたところ、76.4%の人が「はい」と回答した。

ハラスメントを受けたことがあると答えた人に、どのようなハラスメントを受けたことがあるか聞くと、「パワーハラスメント」(92.5%)が最も多かった。次いで「モラルハラスメント」(43.7%)、「セクシャルハラスメント」(23.7%)となっている。

  • どのようなハラスメントを受けたことがあるか

    どのようなハラスメントを受けたことがあるか

ハラスメントを受けたことがあると答えた人に、どのように解決したのか尋ねると、1位は「退職した」(42.9%)、2位は「我慢して自然消滅した」「今も解決していない」(各28.1%)、4位は「上司に相談した」(20.3%)だった。

  • ハラスメントはどのように解決したか

    ハラスメントはどのように解決したか

ハラスメントについての相談を受けたことがあるか聞いたところ、51.7%が「はい」と回答した。

現在の会社(直近に勤めていた会社)でハラスメントの現場を目撃したことがあるか聞くと、72.1%が「はい」と回答した。

現在の会社は何らかのハラスメント対策を行っているか質問したところ、45.3%が「いいえ」、32.1%が「はい」、22.6%が「わからない」と答えた。

  • 現在の会社はハラスメント対策をおこなっているか

    現在の会社はハラスメント対策をおこなっているか

ハラスメント対策を行っていると答えた人に、対策の具体的な内容を聞いたところ、「防止ガイドラインの作成、相談窓口の設置」(30代・男性・システムエンジニア)など、相談窓口の設置と明確な処罰の周知といった内容がほとんどだった。

中には「電話相談窓口などを設けているが実際は稼動していない可能性がある」(20代・男性・接客販売)など、対策は講じたが十分に機能していないといった意見もあった。