リクルート住まいカンパニーは7月16日、「2020年の東京オリンピックの時人気が出ていそうな街ランキング」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。

  • 「2020年の東京オリンピックの時に人気が出ていそうな街(駅)ランキング」

    「2020年の東京オリンピックの時に人気が出ていそうな街(駅)ランキング」

アンケート概要は以下の通り。
・調査対象:関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)在住の男女7,000名
・調査期間:2019年6月1月4日~11日
・調査方法:WEBアンケート
・調査エリア:全国

アンケートの結果、「豊洲(東京メトロ有楽町線)」が堂々の1位に輝いた。続く2位は「品川(JR山手線)」、3位には「東京(JR山手線)」がランクイン。

以下、4位「渋谷(JR山手線)」、5位「新宿(JR山手線)」、6位「浅草(東京メトロ銀座線)」、7位「月島(東京メトロ有楽町線)」、8位「銀座(東京メトロ銀座線)」、9位「勝どき(都営大江戸線)」、10位「田町(JR山手線)」「代々木(JR山手線)」となった。

1位に輝いた「豊洲」は、東京オリンピックの会場が集積する有明エリアにも近く、再開発が進むエリア。2020年完成予定の「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」では、大規模複合ビルが建設されており、既存の「ららぽーと豊洲」や「豊洲公園」、「豊洲シビックセンター」などとデッキやブリッジで接続される。また、2021年には豊洲駅前に総戸数1000戸の48階建てマンションも建設されるという。

さらに、オリンピック時に環状2号線に東京初となる「BRT」と呼ばれるバス路線の走行や、10~20年も先の構想ではあるものの、都が発表した銀座~臨海部をつなぐ地下鉄が完成すれば、豊洲を含む臨海部の価値はさらに高まると推測される。

2位「品川」と10位「田町」は、国家的プロジェクトで注目が集まるエリア。国や東京都は、羽田空港へのアクセスが良く、2027年開業予定のリニア中央新幹線の始発駅となる品川駅~田町駅周辺を大手町や丸の内と並ぶ拠点と位置づけ、国際ビジネス・文化都市の形成を目指している。

7位の「月島」は下町風情の残るエリアだが、2020年10月に月島一丁目地区に「ミッドタワーグランド」 が竣工される。また、月島三丁目北地区には地上59階建てのタワーマンションが建設される予定となっており、徐々にタワーマンション街に変貌しつつあるという。

9位の「勝どき」は、駅の拡張工事が進行中で、豊洲同様「BRT」などバス路線の整備も進んでおり、新橋から勝どき、晴海、有明を結ぶ予定。勝どき~月島エリアで最大規模となる「勝どき東地区第一種市街地再開発事業」も計画されており、2028年度までに地上58階のタワーマンションを含む3棟の高層ビルの建設が予定されている。