俳優の三浦翔平と元AKB48で女優の大島優子が、フジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『教場』(2020年新春、2夜連続放送)に出演することが27日、明らかになった。
長岡弘樹氏の同名小説が原作の同ドラマは、木村拓哉演じる警察学校のカリスマ教官・風間公親が、極限状態を生き抜く生徒それぞれのよこしまな思惑を暴いていくミステリー。三浦と大島は、生徒役で出演する。
三浦が演じるのは、元ボクサーである最年長(32歳)生徒の日下部准。自身の役どころについて「ボクシングで挫折し、もう後がなく、絶対に辞められない気持ちで臨んでいるのですが、やはりどこか甘えが出てしまい、そこを教官につっこまれていく。すごく人間らしいです。日下部には、学校の隅で家族に電話する場面や、風間教官に“辞めたくない”と言い切るところなど非常に人間味のあるシーンがたくさんあるので、全体を通して見てもらえば、彼の人となりが良くわかるかと。“すごくいいやつだな”と(笑)」と語る。
初の父親役で、初共演となる木村については「本当に教官らしいたたずまいで、良い意味のプレッシャーというか、ピリっと現場が締まります。でも、怖いというのではなく、実際の教官と生徒のような感じの関係と距離を作ってくださっています。そしてスタジオを出れば、気さくに話しかけてくれるので、とても楽しいですね。良い意味でオンとオフが切り替えられていると思います」と印象を述べた。
一方の大島が演じるのは、元インテリアコーディネーターの楠本しのぶ。ほかの女性生徒役のキャストと同じく、印象的なショートカット姿を見せる。「最愛の人が亡くなった過去を持ち、復讐と友情の間で葛藤を抱えながら、警察官を目指す女性です」と役柄を説明し、「キャストの中でも小柄なので、ジムに通い、体作りをしています。撮影の他に訓練などもあり、体力も必要になるのでしっかり食べています!」と役作りを紹介。
木村とは『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(13年、TBS)以来6年ぶりの共演で、「以前、兄妹役で共演させていただきました。今回は、常に教官として生徒30人に目を配ってくださり、まさに、そこに風間教官がいます」と語った。
西坂瑞城プロデューサーは「事前訓練でも風間教場が同じベクトルを向くため、お2人はリーダーシップを発揮し、作品を背負ってくれています。それは全員で教場卒業を目指そうとする日下部としのぶの姿と重なります。果たして、風間教官の強固な壁を生徒全員で突破することができるのか? 三浦さんと大島さんにその成否がかかっているといっても過言ではありません」と期待を示している。
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