WOWOW『連続ドラマW 神の手』(6月23日スタート 毎週日曜22:00~ 全5回)の完成披露試写会&舞台挨拶が20日、都内で行われ、主演の椎名桔平、共演の杉本哲太、鈴木砂羽、北村有起哉、メガホンをとった兼重淳監督が登壇した。
本作は、安楽死をテーマに「人の死を人が扱う」という答えの出ない問題を提起した、現役医師かつベストセラー作家・久坂部羊の同名小説を連続ドラマ化したもので、主演の椎名が、若い末期がん患者を安楽死させたことを自問自答し葛藤する主人公の医師を熱演し、その安楽死の是非をめぐって様々な思惑を抱えた人間たちが繰り広げる社会派医療サスペンスとなっている。
劇中で椎名演じる白川泰生が苦渋の決断を強いられる姿が描かれていることにちなみ、自身が最近した大きな選択や決断を聞かれると、毎日お酒を飲むという杉本は「(家に)ストックしておくとあるだけ飲んじゃうので、その日に飲むお酒しか買いにいかないんですね。それで酒屋に行ってワインを買うんですけど、1000円台のお酒にするか、今日は3000円のワインにしちゃおうかなとか、思い切って5000円にいっちゃおうかなという苦渋の決断を毎日しております」と告白して会場を沸かせた。
これに対して「不健康なエピソードが出たので、健康的な話を」と前置きをした椎名は、最近、健康を意識して今までやったことがない運動をするようになったことを明かし、さらに普段から健康的なものを取り入れるために、新しい自転車を買いに行ったそうで「近所の自転車屋で、すぐに乗れる自転車を聞いたら、街中で乗れるロードバイクのようなスポーティーな自転車と電動自転車があったんです。当然、僕はバーっと走って、汗をかいて、後ろにリュックを背負って乗るイメージで行っているんですけど、今の電動自転車の機能とか、充電の長持ちさとかを聞いていますと、すごく惹かれるんですね。これは苦渋の選択だなと思いましたね」とエピソードを話し、「結局、僕は健康とかスポーツに熱意があるので、初志貫徹でこっち(スポーティーな自転車)にいこうと思ったんですが…、電動自転車を買ってしまいました」と打ち明けて観客を笑わせた。
さらに、この日は来年開催される東京五輪のチケット抽選の当落が発表され話題となったが、2020年にやりたいことを質問されると、椎名は「たぶんこの中で、2回目の(東京)オリンピックを迎えるのは私だけだと思うんですね。1964年7月生まれなので、オリンピックはやっていましたよね。感慨深いなって思いますよね」としみじみと語り、「ぜひ見に行きたいと思っていますが、どうにかしてチケットもらえないですかね。どの競技でも行きたいですね。チケットを譲ってもらうことが私の来年の夢です」と目を輝かせた。