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【この記事のエキスパート】
住生活ジャーナリスト:藤原 千秋

住生活ジャーナリスト:藤原 千秋

木質プレハブ系大手住宅メーカー営業職出身。

主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆して約20年。企画、広告等多様な業務に携わる。

TBS系『マツコの知らない世界』に1000種類の掃除グッズを試した主婦として出演。

プライベートでは三女の母。


漂白剤は、シミや汚れを落とすだけでなく、イヤなニオイやカビ、菌やウイルスの対策できます。この記事では、漂白剤の選び方とおすすめの漂白剤を紹介! あわせて「酸素系・塩素系・還元系」などそれぞれのメリットとデメリットやかしこい使い方も解説します。

ワイシャツの襟汚れや黄ばみに!
漂白剤とは?

漂白剤とは、「色素を除去し、白くする働きをもった洗剤のこと」です。しつこいシミや汚れを取り除いたり、黒ずみや黄ばみを白くすることができます。また、菌やカビ、ウイルスを取り除き、清潔に保つといった特徴がある商品もあります。

洗剤だけではなかなか取れない汚れを落とし、家庭を清潔に保つための心強い味方。ただし、漂白剤は強力なだけに、選び方や使い方には注意が必要です。

漂白剤の種類・タイプ

漂白剤は、その作用の仕方によって、「酸化型」と「還元型」に分けられます。家庭でよく使われるのは「酸化型」です。

「酸化型」はさらに、「酸素系」と「塩素系」に分けられます。使用するときの危険性が比較的低く使いやすいのは「酸素系」。形状によって粉末タイプと液体タイプに分けられます。

酸素系|衣類全般に使える

出典:Amazon

色柄ものの衣類の漂白には「酸素系漂白剤」を使うのがおすすめです。衣類の染料を抜き取ることなく、しつこい汚れや雑菌のニオイなどを取り除いてくれます。酸素系漂白剤は洗濯洗剤とも混ぜて使用できるので、洗濯機に一緒に入れて使うことができます。

なお、液体タイプと粉末タイプがあり、それぞれの特徴も解説してきます。

液体タイプ|軽い汚れに

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液体タイプの酸素系漂白剤のメリットは、「粉末タイプと異なり、溶かす必要がない」こと。そのまま洗濯機に注いだり、衣類のシミにかけたりも可能で、使う手間がかかりません。

液体タイプをさらに改良した「濃縮タイプ」「ジェルタイプ」は、少ない量で高い漂白効果を得ることができます。どろっとしているので、汚れのひどい部分に直接かけやすいというメリットもあります。また、デリケートな素材の衣類、色柄ものなどにも使うことができる万能な漂白剤と言えるでしょう。

デメリットは、粉末タイプと比べれば汚れを分解する力が弱いこと。また、粉末タイプのようにペーストを作って風呂掃除や換気扇掃除に使う、といった使い方は難しいです。

粉末タイプ|落ちにくい汚れに

出典:Amazon

「粉末タイプ」の酸素系漂白剤は、主な成分が弱アルカリ性の過酸化ナトリウムとなっているので、液体タイプよりもパワーが強く、通常の洗剤では落ちない汚れやニオイを落とすのに向いています。また、つけ置きでより一層力を発揮し、キッチンやお風呂、換気扇の掃除など、幅広い用途にも使える点がメリットです。

デメリットは、デリケートな素材の衣類は生地を傷めやすい、色柄ものは色落ちの可能性がある、お湯で溶かしてから使うなど、液体タイプと比べてやや手間がかかることです。

塩素系|白物のガンコな汚れに

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塩素系漂白剤は、強アルカリ性の次亜塩素ナトリウムを配合しているので、強力な漂白パワーでガンコな汚れを落とすことができます。

また、キッチン用の塩素系漂白剤では、泡スプレータイプが一般的です。まな板や包丁、ふきんにスプレーしてしばらく放置しておくだけで、漂白・除菌ができます。

デメリットは、酸性洗剤と混ざってしまうと有毒な塩素ガスが発生してしまうことと、衣類は白物にしか使えないことです。誤って色柄ものに使用しないように注意する必要があります。

還元型|白い衣類の黄ばみや色移り、サビ汚れに

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酸素系や塩素系の漂白剤は、汚れと酸素を結びつける形(酸化型)で漂白しますが、還元型漂白剤は汚れから酸素を奪い取る形で漂白します。

還元型漂白剤は酵素系や塩素系の漂白剤では落とせなかった鉄サビや、鉄分を多く含んだ赤土の黄色いシミを落とすことができるため、作業着についた鉄サビやシミを落とすのにもよいでしょう。鉄分は酸化すると衣類を黄褐色に変色させてしまうので、汚れから酸素を奪い取る還元型の方法で漂白できます。

また、洗濯時に色移りしてしまった衣類の漂白も可能です。ただし、還元型漂白剤は白い無地の衣類にのみ使用でき、色柄ものに使うと色落ちの可能性がある点は覚えておきましょう。

【エキスパートのコメント】

酸化型漂白剤の中でも、「酸素系」は、色もの・柄ものでも気にせず使えます。粉末タイプはさらに、洗濯だけでなく、キッチンや水まわりなどの掃除にも使用できて効率的です。

酸化型漂白剤のなかでも、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした「塩素系」は、漂白する力が強く、水回りのカビ退治や漂白に便利です。しかし、漂白できるものに限りがあるので注意しましょう。

二酸化チオ尿素などを主成分とした「還元型」は、サビ汚れや塩素系漂白剤の使用による黄変を元に戻す際にのみ使えます。

漂白剤の選び方

色を取り除いてさまざまなものを白くする「漂白剤」。液体タイプや粉末タイプ、スプレータイプなど種類もさまざま。ここでは、タイプに合わせた漂白剤をご紹介します。ポイントは下記3点。

【1】汚れのタイプに合わせて選ぶ
【2】使用用途で選ぶ
【3】コスパで選ぶ

それでは、漂白剤選びのポイントをみていきましょう!

【2】使用用途で選ぶ

出典:Amazon

漂白剤を使う用途がはっきりしていれば、用途に合わせて選びましょう。

漂白剤の代表的な用途による分類としては、洗濯に使う「衣類用漂白剤」と、キッチンまわりの掃除・お手入れに使う「台所用漂白剤」があります。

ほかに、洗濯機の洗濯槽のカビやニオイを落とすための「洗濯槽用漂白剤」、パイプのニオイや汚れを落とす「パイプ用漂白剤」、お風呂のカビやヌメリを落とす「風呂用漂白剤」などがあります。

【3】コスパで選ぶ

毎日の洗濯や台所用品の洗浄に漂白剤を使うなら、やっぱりコスパが気になりますよね。

大容量のもののほうがコスパがいいと思いがちですが、かならずしもそうとは限りません。パッケージに書かれている使用量の目安を確認し、1回の使用あたりにいくらぐらいかかるのか計算してみてください。ドラッグストアなどで安く購入できるものは、コスパもいいですよ。

住宅ジャーナリストからアドバイス
常に「新鮮」な状態かを意識しよう!

【エキスパートのコメント】

酸素系漂白剤は添加物がないタイプを選ぶ限り、売り出されているメーカーが異なっても商品間にそれほど大きな差はありません。塩素系漂白剤は商品によって濃度や使い勝手が異なるので、購入時に使用方法をよく確認し、自己流の使い方はしないようにしましょう。

いずれも保管状態によって効果が左右されるため、なるべく「新鮮な」状態で購入・保管できるよう、意識しておきましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)