映画『コンフィデンスマンJP』(5月17日公開)の初日舞台挨拶が17日に都内で行われ、長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、小手伸也、織田梨沙、竹内結子、三浦春馬、江口洋介、田中亮監督が登場した。

  • 左から田中亮監督、織田梨沙、小手伸也、小日向文世、長澤まさみ、東出昌大、竹内結子、三浦春馬、江口洋介。

同作は脚本家・古沢良太によるオリジナル作で、コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる。

会場では、観客がどれだけ騙されたのかを調査することに。観客は「ダマされた」「ダマされなかった」という言葉が裏表になっているうちわを掲げ、野鳥の会が数えていく。長澤は「95%です!」と自信を持っていたが、結果97%が「ダマされた」と掲げており、予想よりも多かったことに「嬉しいです!」と喜んでいた。東出も「だますぞ、だますぞという前提の上で、(この結果は)ありがたいですね」としみじみしていた。

また、この日は長澤以外がくす玉を持ち、誰が当たりを持っているのかを当てなければいけないというゲームも。思い思いのアピールを受けて、最初、小手を選んだ長澤だったが、ハズレだったために憮然とした面持ちになる。2回目の挑戦で見事小日向の持つ「大ヒット」くす玉を当てるも、本気で驚いた顔になる。

小日向から「ハズレだと思ったんでしょ?」と指摘された長澤は笑顔で頷き、早々に当ててしまったことに「ちょっとすいません、空気読めませんでした」とうなだれ悔しそうな様子。「すいません。しまってもらってもいいですか? もうちょっと楽しみたかった」と小日向に無茶振りしていた。

最後には、座長として「今回映画版になったことで、こんなに素敵なみなさんと共演させていただき、本当に楽しくて大胆で痛快なコンフィデンスマンの世界を作り上げることができたんじゃないかなと思います」と振り返った長澤。「この先も続いていくことを祈っているところです。まずはこの作品がたくさんの人に愛される作品になればいいなと思っています」と今後の希望を語った。