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【この記事のエキスパート】
フードディレクター:SHIMA

フードディレクター:SHIMA

楽しい、嬉しい、美味しい、簡単をコンセプトに料理研究、レシピ開発、講師、スタイリング、コラム執筆などを行う。

基本はもちろん、時短で簡単をモットーに、料理が得意じゃなくてもお料理が楽しめるようなレシピが人気。「食からのコミュニケーション」を目指しブログ「簡単!節約!おしゃレシピ」、料理動画「SHIMA’s Simple Cooking TV/シンプルクッキング」を配信。

食に通じることには何でも好奇心旺盛。新商品や普段使いのアイテムなども日々研究中。


自炊で毎日のように活躍する調理器具のフライパン、本当に使いやすいフライパンを選ぶには? 501名へのアンケート調査をもとに、人気のフライパンをランキング形式で掲載! 実際に商品を使っているユーザーの本音がわかる口コミも紹介します。

とにかく「使いやすい」フライパンを知りたい!

ベテラン主婦(夫)から一人暮らしをスタートしたばかりの料理初心者まで、調理に必要なのが「フライパン」。

たくさんの商品が売られていますが、何を基準に、どう選べばいいのでしょうか。

この記事ではフードディレクターのSHIMAさんへの取材をもとに、フライパン選びの基本のポイントを解説し、おすすめアイテムをご紹介!

ユーザー約500名へのアンケートをもとに、実際に使ってみて「よかった」と思うフライパンをランキング化して紹介します。

サイズ・素材・コーティングをチェック!
フライパンの選び方

料理と食のプロであるフードディレクターのSHIMAさんへの取材をもとに、フライパン選びの基本のポイントを解説します!

選び方は大きく分けて下記。詳しくみていきましょう!
ポイントは下記のとおりです。

【1】サイズを決め
【2】コーティング・加工を選ぶ
【3】素材を選ぶ
【4】熱源に合わせて選ぶ
【5】あると便利な機能もチェック

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】サイズを決める

まずはフライパンのサイズについて。フライパンのサイズは、フチの部分の直径(内寸)で測ります。

もっとも基本的なサイズは直径26cm。小さいフライパンなら、直径16cm程度、大きいフライパンなら、直径30cm程度まであります。

1つめのフライパンを買うときは、家族の人数に合わせて直径を選びましょう。

2つめ、3つめと増やす場合は、不便を補うように、サイズ違いで買うといいでしょう。

フライパンのサイズでもうひとつ重要なのは、深さ。少し深さがあるフライパンは、煮たり蒸したりするのに便利です。

ただし、深さがある分フライパンが重くなるというデメリットもあります。軽いフライパンをお探しの場合は、深さは諦めてもいいかもしれません。

「重さ(重量)」にも注目! フライパンは軽いほうが使いやすい?

サイズとともにチェックしたいのが重さ(重量)。

使いやすい重さには個人差が大きく、とにかく軽いほうがいいという人から、ある程度重さがあったほうが使いやすいという人までさまざまです。

ただ、料理だけでなく洗いやすさまで考えると、軽いフライパンは使いやすいと考える人は多いです。

とくに身体が小さめの方、腕力にあまり自信がない方は、「軽さ」をアピールしているフライパンを選ぶと、使いやすさがアップするでしょう。

【2】コーティング・加工を選ぶ

フライパンに食べ物が焦げついたり、くっついたりしにくくするため、表面をコーティングしてツルツルの状態を保つ加工が施されているのが「コーティングフライパン」。

とくに料理に慣れない方、たまにしか料理をしない方であれば、はじめはコーティングされたフライパンが使いやすいでしょう。

料理に慣れた方でも、ちょっとした炒め物用として、コーティングフライパンをひとつは持っているという方は多いです。

※デュポン社の登録商標である「テフロン加工」もフッ素樹脂加工に該当します。

今は加工技術が進んでいるので、ほとんどの場合、新品のコーティングフライパンに焦げつきは見られません。

選ぶときのポイントになるのは、コーティングの耐久性です。使っているうちに傷がついてしまったり、コーティングが剥がれてしまったりすることで、次第に焦げつきやすくなっていきます。コーティングごとの特徴を見てみましょう。

テフロン加工が代表的! 焦げつかないが剥がれやすい「フッ素樹脂」加工

出典:Amazon

「テフロン加工」とは、アメリカのデュポン社が開発したフッ素樹脂加工の登録商標で、金属にフッ素樹脂をコーティングして焦げつきにくくした加工のことをいいます。デュポン社以外の商品は「テフロン加工」でなく、「フッ素樹脂加工」と呼びます。

フッ素樹脂加工されている調理器は、焦げついたり、食品がくっついたりしにくいため洗いやすいのが特徴。また、価格も手ごろですが、コーティングが剥がれやすいという欠点があります。新品のころは焦げつかなかったのに、使っているうちに焦げつくようになってしまうのは、これが原因。強火で使わない、空だきを避ける、金属ヘラを使わないなどの注意が必要です。

もっとも、「フッ素樹脂加工」にもレベルがあり、「テフロン加工」の最上クラスになると、非常に耐久性が高くなります。

また、コーティング全般にいえることですが、何層にも重ねてコーティングすることで、耐久性を上げている製品もあります。

通常のフッ素加工より強い「マーブル」「ダイヤモンド」「チタン」コート

フッ素樹脂に、それぞれマーブル(大理石)、人工ダイヤモンド、金属の一種であるチタンを混ぜて加工したものを、「マーブルコート」「ダイヤモンドコート」「チタンコート」と呼びます。

混合物が入っているおかげでフッ素樹脂加工だけのものより加工表面が傷つきにくくて剥がれにくいので、寿命が長いのが特徴です。

他が同じ条件であれば、「マーブルコート」<「ダイヤモンドコート」<「チタンコート」の順に耐久性が高くなります。

とはいえ、コーティングが劣化しないわけではないので、強火・空だきを避け、金属ヘラを使わないなどの注意を払う必要があります。チタンコートのものは、酸や塩分に強くサビづらい特徴があります。

耐久性・耐熱性が高い「セラミック」コート

出典:Amazon

「セラミックコート」は、フライパンの表面を、陶器などに使われるセラミック粒子でコーティングしたものです。

「セラミックコート」もフッ素樹脂加工のものに比べて耐久性が高いという特徴があります。

また耐熱性も高く、フッ素樹脂だと約280度の耐熱温度が、セラミック加工だと400度くらいまで可能です。

調理の前に油を引く必要がありますが、弱火でも熱が通しやすく蓄熱性もあるため、じっくり熱を加えることができます。

その反面、陶器なのでぶつけたり、落としたりした場合には割れてしまう可能性もあります。

長く使えて強火も可「コーティングなし」

長く使い続けられるものや、プロ仕様の商品が欲しい場合は、「コーティングなし」のフライパンがおすすめです。

「コーティングなし」のフライパンは、表面が加工されているものに比べると焦げつきやすく、手入れも必要となりますが、強火で調理ができるうえ、耐久年数も長いのがメリット。

コーティングが剥がれてしまったフライパンを定期的に買い換え続けるよりも手間がかからないので、長い目で見ればコストパフォーマンスがよくなることも。材質としては、鉄や銅、ステンレスなどがあります。

【3】素材を選ぶ

購入の際は、フライパン本体の材質ごとに、メリット・デメリットを知って選ぶことが大切となります。ここではそれぞれの材質の特徴を見てみましょう。

コーティングや加工の種類によってフライパンの使い勝手は大きく違ってきますが、使われている素材によっても差があります。

とくにコーティング加工が施されていないフライパンを買う場合は、素材の性質がそのままフライパンの特性になってくるので注意が必要です。

手入れが簡単で強い「ステンレス製フライパン」

出典:Amazon

丈夫でサビにくく、シルバーのスタイリッシュな見た目が魅力なのが「ステンレス製フライパン」です。

汚れが落としやすく、手入れも簡単で耐熱温度が高く、鉄製のものより軽いのが特徴です。また、保温性があるため余熱調理ができ、ガス代の節約にもなります。

その一方で、焦げつきやすく、食材がくっつきやすかったり、熱伝導率が悪く、温めるのに時間がかかってしまったりするデメリットもあります。

熱伝導率をよくするためにアルミなどの金属をはさんだ多層構造になっているものは、重量が重くなっているので注意が必要です。

使い込むほどに手に馴染む「鉄製フライパン」

出典:Amazon

鉄製フライパンには、手入れが面倒でサビが出やすいなど、面倒なイメージがありハードルが高そうですが、基本的な手入れ方法さえ知っていれば長く使い続けることができます。

メリットとしては、ステンレスより熱伝導性が高く、強い火力で調理ができるので、野菜炒めやチャーハンなどがベタつかず、おいしく作れること。使い込むほどになじんで使いやすくなってくるので、「育てる」感覚を味わうこともできます。また、少量ではありますが鉄分の補給も期待できます。

その反面、使い始めと使うたびの手入れが必要なのがデメリット。重量も重めです。最近は、使い始めに必要な空焼きをしなくてよいものもあります。

軽くて熱ムラがない「アルミニウム製フライパン」

出典:Amazon

手入れが簡単で重量も軽く、使い勝手がよいのが「アルミニウム製フライパン」です。

鉄に比べても熱伝導性が格段によく、細かい火力調整に敏感に反応する半面、高温で調理すると焦げつきやすい面もあります。また、料理の色に影響を与えない銀色なので、素材やソースの色味がよくわかる利点があり、イタリア料理のプロに愛用されています。

鉄同様に、使い始めの処理と油ならしをする必要もあります。表面にフッ素樹脂加工などのコーティングが施されているものは量販店やホームセンターなどでもよく売られており、価格も安いので手軽に手に入れることができます。

サビに強く熱ムラがない「銅製フライパン」

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鉄・アルミニウムよりさらに熱伝導性に優れ、弱火でも均等に熱が伝わり、料理がきれいに仕上がる「銅製フライパン」。

熱に敏感な卵料理や煮込み料理に向く調理器具として世界中で使われており、日本でもプロの調理人は銅製の卵焼き器を使います。保温性がよいため、じっくり焼く厚いパンケーキを作るときなどにおすすめです。ほかの金属製フライパンに比べるとサビに強く、銅に含まれる銅イオンに殺菌・抗菌効果があるのも安心材料です。

短所としてあげられるのが、重いことに加えて変形しやすいこと。ぶつけたり、落としたりしないように注意が必要です。価格も高めです。

アウトドアやオーブンでも使いたいなら「鋳鉄製スキレット」も選択肢に

アウトドアが大好きで、家だけでなく、キャンプやピクニックでも調理をしたいという方には、スキレットタイプがおすすめです。スキレットとは、厚みのある鋳鉄(ちゅうてつ)製のフライパンのこと。焼く、蒸す、煮る、揚げるはもちろん、オーブン料理が可能なものも多いので、ダイナミックなアウトドア調理にも最適です。

品数をたくさん作りたい方には、スタッキングしてコンパクトになるものを選べば、荷物も軽減可能。重厚な鉄製のスキレットなら家で使うのもおしゃれだし、アウトドアでも本格調理に活躍します。

【4】熱源に合わせて選ぶ

フライパンは加熱するための調理器具なので、コンロの熱源によって使えるものと使えないものがあります。ほしいフライパンを考える前に、家庭のキッチンの熱源を確認しておきましょう。

とくに長く使えるフライパンを選びたい場合は、引っ越しやリフォームなどの可能性も見越して熱源を考える必要があります。

IHクッキングヒーターなら「IH対応」フライパンを

出典:Amazon

ガスのように直接火で加熱するのではなく、金属に電流を流して発熱させる調理器具をIHクッキングヒーターといい、「電磁調理器」とも呼びます。

火を使わないので台所が暑くならず、火の消し忘れによる事故が防げる反面、IHに対応している調理器具しか使うことができません。

キッチンがIHの場合、IHヒーターで調理する可能性がある場合は、「IH対応」とあるフライパンを選びましょう。なお、「IH対応」フライパンは、通常のガスコンロでも使うことができます。

ガスコンロなら「ガス専用」フライパンでOK

家庭の熱源がガス火の場合は、ガス専用フライパンを選びます。

同じ素材のフライパンであれば、「ガス専用」フライパンは、「IH対応」のものに比べると、底面に専用の金属を入れる必要がないため、重量が軽いのが特徴。力がない人でも取り回しがしやすいので便利です。

また、「ガス専用」フライパンは、IHに対応する加工が施されていないため、価格が安い場合が多く、量販店などで手軽に手に入れられるものもあります。ガスコンロでは、IHでは使うことのできないアルミやセラミック製などの材質も使えるので、選択肢の幅が広がります。

【5】あると便利な機能もチェック

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いつもの家事がちょっと楽になる、あると便利な機能をチェックしていきましょう。

複数の食材を同時に料理できる「仕切り付きフライパン」

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仕切りがついているフライパンは、複数の副菜作り、お弁当のおかず、朝ごはんなどをいっぺんに作るのに最適です。デザインや素材を重視して選ぶとお手入れが必要となる場合が多いので、お料理初心者な方は、焦げつきを防ぐため、フッ素樹脂加工がしてあるものを選びましょう。

「多機能フライパン」は様々な調理ができる万能のフライパン

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「炒める・焼く」「煮る」「揚げる」「炊く」といろいろ使える多機能フライパンとして名高い平野レミさんの「レミパン」。

多機能型のフライパンは、焼く、炒める、蒸す、揚げるなどの調理がひとつで可能なとても便利なフライパンです。専門的な道具をそろえることなく、さまざまなお料理にも挑戦しやすくなるのがメリット。

蒸し料理もこなせるフタつきなら、お料理の幅がグンと広がるでしょう。

「取っ手の取れるフライパン・鍋セット」なら重ねて収納スペース確保に

出典:Amazon

フライパンやお鍋類は、どうしても場所をとってしまうのが難点です。

「ひとり暮らしで収納スペースが少ない」「品数や量を多めに作るので、複数のフライパンが必要だけど置き場所がない」という方におすすめなのは、取っ手をはずして重ねて収納できるタイプになります。

セットで販売されているものなら、フライパン以外にお鍋が含まれているシリーズも多く、いっぺんに必要な道具がそろうのもうれしいポイントです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)