“NGなし”でバラエティ番組に引っ張りだこのタレント・朝日奈央が17日、沖縄・那覇市のタイムスホールで行われた読売テレビ・日本テレビ系『ダウンタウンDX』(毎週木曜22:00~)の公開収録に参加した。10円玉を目と鼻に入れて変顔をしながらのY字バランスを披露するなど、今回も体を張って番組を盛り上げる姿が、きょう18日に放送される。
そんな彼女の原点はアイドルグループ・アイドリング!!!時代、7年半にわたって出演していたバラエティ番組。そこで、師匠とも言えるバカリズムから受けた教えが、現在に生きているという――。
■収録は“戦いに挑む”感覚
――『ダウンタウンDX』は今回で3回目のご出演ということですが、番組の印象はいかがですか?
本番前はピリッとした緊張感のある番組ですね。他の番組に比べてスタッフさんや関係者の人数も多いですし、それぞれ皆さんがトークを用意しているので、それを持って戦いに挑むというか。2回目のときは、仲のいい芸人さんがいらっしゃって、本番前に少しお話しして緊張がほぐれて臨めたんですけど、今回は沖縄なのでまた違った感じですね。
――ダウンタウンさんはやっぱり緊張しますか?
そうですね。でも、お会いする前は怖いのかな…って思ってたんですけど、実際に収録に参加させていただいて、すごく優しいなという印象に変わりました。
――どんな部分が優しいですか?
こんなどうでもいい私みたいなもんを覚えてくださるんですよ(笑)。浜田さんは「こないだもありがとね」っておっしゃってくれたり、松本さんにも「最近よく会うなぁ」って言われて、「ああ!覚えててくださってる!」って。アイドルの握手会に行って、「私、認知されてる!」っていうファンみたいな気持ちになっちゃいます。
――事前にトークの準備をされると思いますが、なかなかシミュレーション通りにはいかないですよね。
そうですね。予想外のツッコミが入ってくるので、そこは臨機応変にいかないとと意識しながらずっと座ってます。だから、変な汗かくんですよ(笑)。『ダウンタウンDX』さんはそんなに収録が長いわけじゃないですけど、どっと疲れが出ますね。気を張ってるからなのか分からないんですけど、それも他の番組とは違うところです。
――今回の収録では、特技を披露されるんですよね。
これまで言ったことないんですけど、私、体がとても柔らかいんですよ。なので、自慢の柔らかさを初めてお披露目します。面白いか面白くないかは分からないですけど(笑)、「えーそんなことできるんだ!」って驚いてもらえると思います。
■バカリズムとの共演は「誰よりも緊張」
――最近はバラエティ番組でのご活躍が目覚ましいですが、やはりきっかけは『ゴッドタン』(テレビ東京)ですか?
そうですね、やはり『ゴッドタン』が大きいです。他の番組に出て、共演者さんの楽屋にあいさつに行ったり、スタッフさんと打ち合わせしたりすると、初対面の方に「『ゴッドタン』見てます」ってよく言われるんです。
――その前は、『アイドリング!!!』(フジテレビ)でバカリズムさんに鍛えられてましたもんね。
中学2年から21歳まで。もう升野(バカリズム)さんにバラエティのことをずっと教えていただいたんで、師匠ですね。升野さんには「NGなく何でもやり切れ」というのをすごく教えていただいたので、それは今に生きてるなと思います。体を張ることでもトークでも、最後まで諦めないでひるまずやる。「できない」とか「やれない」とかはないんで。
――こうしてバラエティで活躍されるようになって、バカリズムさんには何か言われましたか?
「いやぁ、朝日さん本当に売れてよかったね」とか「でもこれからが勝負だよね。レギュラーつかめるように頑張っていかないとね」とか、こないだ共演した番組で収録の前に言ってもらいました。
――そんな言葉をかけてくれるのは、バカリズムさんのイメージからすると意外です!
そうですね。あんまり「升野さん優しいんですよ」って言うと怒られるんですよ(笑)。でも、私と共演すると「恥ずかしい」って言ってました。「親戚が来たみたいな感じがする」って(笑)
――朝日さんは、バカリズムさんと共演するのはどんな感覚なんですか?
誰よりも緊張しますね。「うわぁ、こいつ寒いなぁ」って思われたらどうしよう…って考えちゃいます。なんでも知られているからこそ、「普段はそんなんじゃないのに、今こんなことやってるよ」って思われるのがすごい恥ずかしいです(笑)