国内最大級のアニメの祭典「AnimeJapan 2019」が3月23・24日にわたって東京ビッグサイトにて開催された。23日、エイベックス・ピクチャーズブースにてTVアニメ『賢者の孫』のステージイベントが開催された。出演者はシン=ウォルフォード役の小林裕介、マリア=フォン=メッシーナ役の若井友希、エンディングテーマを担当するバーチャルタレントの吉七味。。
『賢者の孫』は、事故で死んでしまったサラリーマンの主人公が、赤ん坊として異世界へ転生するというストーリー。賢者・マーリンに拾われ、シンと名付けられた主人公は、規格外の魔法を操れるようになったものの、常識をまったく教えられず、買い物すらしたことがないという。そんな世間知らずのシンは、友人を得るため、そして常識を身につけるために、高等魔法学校に入学することになる。原作は「小説家になろう」にて連載。
それぞれの役どころについて、小林はシンについて「常識はずれで世間知らず」と解説し、若井は「マリアはシンと同じ学校に通う女の子。成績優秀でかわいいのに、なぜかモテないんです」と語った。
そして楽曲についての話題になり、ステージモニターにバーチャルタレントの吉七味。が登場。吉七味。はエイベックス・ピクチャーズとSHOWROOMの合同企画として2018年に開催された「女性バーチャルタレント限定」オーディションの優勝者。ファンの応援量に応じてビジュアルが進化していくバーチャルライバーでもあり、今回登場したビジュアルは初お披露目の「第3形態」。共演済みの小林からは「顔変わった?」というツッコミも。
ここで、キャスト陣と吉七味。がより仲良くなるために、「次元を超えろ! 賢者の孫ジェスチャーゲーム」が開催された。内容は、小林、若井がお題にそったジェスチャーをし、吉七味。が当てるというもの。
ゲーム自体はシンプルだが、お題がなかなかに難しい様子。第1問は「突如導かれた異世界ですごい美女に一目ぼれ」では、モデル歩きをする若井に小林が終始話しかけるといったジェスチャーを行うといったもので、吉七味。の回答は「ナンパ(求婚)」で外してしまう。
続く第2問の内容は「孫」では、杖をついて歩く若井に肩たたきをする小林。完成度の高いジェスチャーだけにここでは見事正解に。ラストの第3問は「小林、若井にお任せ」といったアドリブジェスチャー。その内容は原作者の吉岡剛氏が本日誕生日のため、そのパーティの準備をするといったもので、最終的に会場全員で「おめでとう」とお祝いをすることに。最終的に見事仲を深めることができ、その賞品としてキャスト陣には「孫の手」が贈られた。
ここからはスペシャルライブへ。エンディングテーマの「圧倒的Vivid Days」を歌唱し、会場を盛り上げた。小林は「キレキレ!」、若井は「初ライブとは思えないくらい!」とコメントを残した。
最後に改めて小林が作品の魅力を聞かれると、「この作品はとにかくストレスフリーです。ただただ観ていて元気になれるので、次の日からの活力になれたら」と締めくくった。