――そもそも、芸能界に飛び込もうと思ったきっかけは?

小学校2年生から、本当に毎日、ゴルフしかしてこなくて。でも、6年生の全国大会でうまくいかず、挫折してしまったんです。そのときにお母さんから、アミューズのオーディションを勧めてもらったので、受けることになりました。

――お話しいただける範囲で、その挫折について教えていただけますか?

本当に毎日、遊ぶ暇もなく、ずっとひたすらに、小学校2年生から6年生まで毎日ゴルフをやっていたんです。「やっと全国大会に出られる!」となって、本当に優勝を目指していたくらいだったんですけど、その練習の成果が何も発揮されずという感じで…。すっごく落ち込みました。

――小学6年生で、それほど大きな挫折の経験があるのは、今では財産になっているのではないでしょうか?

想像すると、やっぱり悔しい思いはすごくあるんですけど、挫折がなければこっちの世界には来ていなかったかなと思うので、そこはプラスになっているかなと思います。

――お母さんのお勧めでオーディションを受けたということは、ご両親は芸能活動を応援してくれている?

お母さんは、前々から芸能界に入ってほしかったみたいで。でも、私がゴルフに一生懸命だったので、「言えなくて」っていう感じだったということは聞きました(笑)。

ゴルフから得たもの「メンタルがすごく強くなった」

――話が前後してしまいますが、ゴルフを始めたきっかけは?遊ぶ暇もなかったということですが…。

もともと、お爺ちゃんがゴルフをしていて、お兄ちゃんと一緒に始めたんです。その時は自分の意志ではなかったかな…という感じなんですけど。

――始まりこそ自発的ではなかったけれど、楽しさがあったから続けられたということですよね?

最初は、始めて2か月で試合に出されちゃって。もちろん大差でドべでした(笑)。でも、そこからどんどん這い上がっていけて、そういう面ですごく楽しかったですね。

――ゴルフは一人きりで自分自身と向き合う時間が長いスポーツかと思います。そういった面でも、ご自身のプラスになっていますか?

すごくなっています。ゴルフの試合では、4時間も一人で戦わなければいけないので、そこでメンタルがすごく強くなったと思います。

東京の印象「都会過ぎちゃってソワソワするんです(笑)」

――茅島さんは長崎県出身で、お仕事の時だけ東京にいらっしゃるとのことですが、東京はいかがですか?故郷とのギャップなどがあれば教えてください。

初めは分からないこともすごく多くて。とにかく都会だなっていうことと、人が多いなっていうことは、すごく感じました。私の故郷は、長崎の中では都会の方かな。方言があるので、東京では通じないことがあったり。長崎では、バスに後ろから乗って前から出て料金は降りる場所でと決まっていたのに、なぜ東京では最初に払って前から乗るのかという疑問もありました(笑)。

――お話を聞いている限り、方言は全然出ていないですよ!

敬語でお話しすると出てこないんですけど、その中でも、長崎だけの言葉があって。通じなかったです。例えば「このリュックって、からうんですか?」。「からう」は長崎の言葉で「背負う」って意味なんですけど、通じなかった…(笑)。

――そんな経験を重ねながら、東京には慣れましたか?

未だに、何線に乗ればいいのかとか、そういうことは全然わからないです(笑)。

――これから覚えていけるといいですね(笑)。では、故郷の長崎の好きなところは?

東京だと都会過ぎちゃってソワソワするんですけど、長崎に戻ると、長崎の中ではいい感じの都会で(笑)。すごく落ち着きます。あと、夜景がすごくきれいで、海も近いんです。

――東京とは、時間の流れの速さも違いますか?

そうですね。長崎では、すごくダラダラと生活していたので(笑)。ゴルフをやっていたときは、すごく早かったですけど。