170cmの長身。艶やかな黒髪、涼やかな目もと。4月12日よりオンエアされている『ポカリスエット』の新CMに出演している茅島(かやしま)みずきは、「美しい」という言葉がよく似合う期待の新人だ。長崎県出身で、ゴルフの最高スコア70という意外な一面も併せ持つ彼女に、CMの撮影秘話や、プライベートでのエピソード、憧れの存在、そして女優やモデルとして歩んでいく今後について話を聞いた。
――CMの撮影、お疲れ様でした。どんな内容に仕上がっていますか?
今回は、学生たちのいろいろな不安や思いを、解放するというテーマのダンスだったので、それを自分なりに一生懸命表現して。踊りながら歌うという感じでした。
――ロケ地は水戸の学校ということですが、撮影はどんなスケールで行われたのでしょう?
飾りから、全部が凄くて。出演される方が約800人ほどいて、通路にいるたくさんの人たちの中を私が通っていくという感じでしたね。
――『ポカリスエット』のCMは、これまでに綾瀬はるかさんや川口春奈さん、中条あやみさんが出演され、若手女優さんにとって登竜門と言われています。オファーを受けたときの心境は? また、実際に出演してみていかがでした?
オーディションの一次、二次、どっちも課題がダンスで、あまり得意ではなかったので、一次は振りが飛んじゃったんです。「ああ、もう絶対に落ちたな」って思っていたんですけど、受かったと聞いたので、二次は絶対に振りを間違えないようにと頑張りました。受かったと聞いたときは、純粋にすごくうれしかったです。
「練習とリハーサルでは、全くうまくいかなくて(笑)」
――カメラの前で何かを表現すること、つまりお芝居は、今回が初めて?
前にも1回、ゲームのCMに出演させていただいているんですけど、そういったこととは違う、感情を表現することは、今までやってこなかったので、そういう意味では初めてでした。
――そんな初めての体験で、楽しめた部分、難しかった部分は?
練習とリハーサルでは、全くうまくいかなくて(笑)。振りはめちゃくちゃ練習して現場に入っていたんですけど、感情を出すっていうのが、どういうことか分からなくて…。すごく悩んでいましたね。本番前日に、やっと少しずつできるようになって。本番ではやり切ることができました。
――監督とはどんなやり取りを?
あまりにも人が多すぎて、監督から直接アドバイスをもらうというよりは、監督が言ったことを伝えに来てくれる方がいたんですけど、最初は「あまりできてないね」ということを言われてしまったんです(笑)。でも、ダンスの先生やスタッフさんに「自分なりにやってごらん」と言っていただいて、そこから少しずつできるようになって、監督も「いいね」と言ってくださいました。
――この仕事を始めたばかりで、それほど大規模な現場を経験できたことは、ご自身にとっても大きなプラスになったのではないでしょうか?
『ポカリスエット』は特別かもしれないんですけど、CMって、こんなにたくさんの方々が関わるんだっていう驚きと、そういう人たちがいるからこそ、こういうCMが完成するんだなっていう、感謝の気持ちでいっぱいですね。