春から社会人の仲間入り。早速、入社式とオリエンテーションの案内文書が届いたけど、「オリエンテーション」って、いったい何するんだろ?

  • オリエンテーションの意味を理解していますか?(写真:マイナビニュース)

    オリエンテーションの意味を理解していますか?

というわけで、今回はビジネスにおける「オリエンテーション」の意味と役割についてお話しします。

オリエンテーションとは

オリエンテーションという言葉には、「方位、指標」「自己の位置づけ、新しい環境への適応・順応」といった意味があります。

ビジネスシーンでは主に、新入社員の教育や研修を行うことを指します。会社の方針や規則、業務内容などの説明・指導を行いますが、企業の一員として何をすべきか、どうあるべきかを方向づける狙いがあることから、入社後すぐに行うのが一般的です。

また、新しい企画やプロジェクトをスタートする際に、最終的なゴールの設定と、それに向けた計画や役割分担などを話し合うような場もオリエンテーションになります。

このように、オリエンテーションは新しい物事がスタートする際に、早い段階で、「全員の意識が同じ目的に向かうよう方向づける」という重要な役割を担っています。

オリエンテーションとガイダンスの違い

ここまでの内容から、「これって『ガイダンス』のことじゃないの!?」と思った人もいるのではないでしょうか。ここでは、オリエンテーションとガイダンスの違いについてお話しします。

ガイダンスには、元々「初歩的な説明をすること、手引き」といった意味があります。つまり、新しい物事がスタートするにあたり、その物事の意味や事情も知らないような不慣れな人に対して、初歩的な説明を行うのがガイダンスです。

入社前に行われるガイダンスでは、まずは「どんな企業であるかを知ってもらうこと」を目的としています。

一方、入社後のオリエンテーションでは、前述のとおり、会社の方針や規則、業務内容など、新しい環境に適応できるような指導が行われますが、オリエンテーション終了後には実務に就いてもらうため、より具体的かつ実践的な内容となっているのが一般的です。そのため、企業によってまちまちではあるものの、数週間~1カ月程度かけて行う企業も多く見られます。

内容からすると、ガイダンスは説明会、オリエンテーションは指導・研修に近いものといえるでしょう。

ちなみに、「オリエンテーリング」という言葉がありますが、これは、予め決められているポイントを地図とコンパスだけを頼りに順に通過し、ゴールするまでの所要時間を競う野外スポーツです。言葉は似ていますが、全く別の意味になりますので注意しましょう。

オリエンテーションを用いた例文

・「明日から早速、オリエンテーションを始めます」
・「来月のイベントに向けて、午後からA社とオリエンの予定です」
・「これから、新プロジェクトのオリエンテーションを行います」

オリエンテーションは、「オリエン」と略されることもありますので覚えておきましょう。


入社時に受けるオリエンテーションは、自分に与えられた役割(業務)を理解する上で重要な研修といえます。オリエンテーションから多くのことを吸収し、社会人として素晴らしいスタートを切りましょう。