女優の戸田恵梨香がヒロインを務める2019年度後期NHK連続テレビ小説『スカーレット』(9月30日スタート、毎週月~土曜8:00~)の出演者発表会見が21日、NHK大阪放送局で行われ、戸田とともに新キャストの北村一輝、富田靖子、大島優子らが登壇した。
101作目の朝ドラとなる同作は、焼き物の里である滋賀・信楽の女性陶芸家・川原喜美子が主人公。ものを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく姿を描く。
喜美子の父・川原常治役の北村は、朝ドラ初出演。「10年ほど前に、大河ドラマ『天地人』に出させていただいたとき『スタジオパークからこんにちは』に出演して、次の目標は“朝ドラ”に出演することだと言いました。今回、天地人の時のチームでもある内田制作統括から出演のお話をいただきまして、やっと出演できることになり、大変うれしく思っております」と朝ドラへの思いを明かし、「“朝ドラ”は、本当にたくさんの人が関わっています。その責任、プレッシャーに負けないように精いっぱい頑張ろうと思います」と意気込んだ。
喜美子の母・川原マツ役の富田靖子は「ヒロイン・喜美子のお母さんは、おっとりとした、ちょっとお嬢様のようなお母さんだと聞いています。子どもたち、そしてお父さん、これから関わる人たちを優しく見守って、みんなを輝かせるような、そんな存在のお母さんになれたらいいなと思っています。撮影は長丁場ですが、一生懸命努めたいと思っています」と語った。
喜美子の幼なじみ・熊谷照子役の大島優子は「私と恵梨香は同い年で、さらに役でも幼なじみということで、どれぐらい喜美子を支えられるかという役柄でもありますし、本当の現場でも恵梨香を支え盛り上げるということに努めていきたいと思います」と、劇中でも現場でも戸田を支えていく決意を述べた。
そのほか、喜美子の上の妹・直子役の桜庭ななみ、下の妹・百合子役の福田麻由子、謎の旅人・草間宗一郎役の佐藤隆太、喜美子の幼なじみ・大野信作役の林遣都、川原家の隣人・大野陽子役の財前直見、新聞記者・庵堂ちや子役の水野美紀も出席。
戸田は「みなさんと(会場の)裏で楽しくおしゃべりをしていて、『スカーレット』が持っているパワーがますます強くなって、みなさんに元気と力を与えられる作品になるだろうなという確信が持てました。みなさんと一緒に頑張っていきますので、これからよろしくお願いいたします」とあいさつした。
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