マンパワーグループはこのほど、入社2年目までの若手社員を対象とした意識調査の結果を発表した。調査時期は2019年1月、調査対象は入社2年目までの転職経験がない正社員、有効回答は400人。

  • 現在、勤務している会社に定年まで働きたいと思いますか。(出典:マンパワーグループWebサイト)

現在、勤務している会社で定年まで働きたいと思うか尋ねると、72.3%が「働きたくない」と回答。一方、「働きたい」は3割未満の27.8%にとどまった。同調査では「将来転職を見据えている若手社員が多いようです」と推測している。

定年まで働きたくないと答えた人に、今後、何年その会社で働きたいと思っているか聞くと、「3年程度」が20.1%、「1年程度」が19.4%、「2年程度」が12.1%と、1~3年程度で離職を考えている人が約4割を占めた。この他、「5年程度」が9.7%、「10年程度」が7.3%と、節目の時季に転職を考えている人もみられた。

定年まで働きたいと答えた人にその理由を問うと、「給与が安定している」が55.0%で1位。以下、2位「辞める理由がない」(53.2%)、3位「福利厚生が充実している」(38.7%)、4位「大手だから安心」(33.3%)、5位「人間関係が良い」(30.6%)、6位「今の仕事が好きだから」(23.4%)と続いた。

将来やってみたいと思う興味がある働き方としては、「在宅勤務」が46.8%、「時短や日数限定の勤務制」が45.0%、「フレックス勤務」が40.8%との順に。また「副業」との回答も36.0%に上り、同調査では「政府主導での副業解禁施策が進められている状況があるためか」と分析している。