小栗旬主演のテレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル『二つの祖国』(2019年3月23日、24日放送予定)の女性キャスト4名が20日、明らかになった。

  • 左から多部未華子、仲里依紗、池田エライザ、橋本マナミ

同作は、山崎豊子の同名小説を実写化。共に日系二世でUCLAの同級生でありながら、「日本人であること」に正反対の考えを持つ天羽賢治(小栗)とチャーリー田宮(ムロツヨシ)。太平洋戦争が始まり、賢治ら二世はアメリカか日本か、どちらの国に忠誠を誓うか、「二つの祖国」の狭間で選択を迫られることになる。

日系二世で、日本語新聞社「加州新報」での賢治(小栗)の同僚であり、懸命に生きた純粋なヒロイン・井本梛子役には、多部未華子が決定。賢治(小栗)とチャーリー(ムロ)、2人の友情と愛情の狭間で悩み続け、戦争の 最大の被害者として、最愛の人との別れを余儀なくされる。

また、日系二世で賢治の妻であり梛子(多部)の友人・天羽エミー役を演じるのは、仲里依紗。戦争によって賢治と離ればなれになり、残されたリトルトーキョーで残酷な事件に巻き込まれてしまう。小栗との共演については「まさか夫婦を演じるなんて思っていなかったです。賢治のたまに出てくるエミーへの優しさに救われて……だからエミーはしつこく諦めずしがみついているんだと思います。だって普通エミーみたいな子は他で遊ん でしまう気がするんです」と賢治の魅力を語る。

梛子の妹・井本広子役を演じるのは池田エライザ。悲劇に見舞われた梛子を支え、梛子と賢治を繋ぎとめる役割を担う。チャーリー(ムロ)の妹・小田万里子役には橋本マナミが決定し、戦争開戦時に日本にいた事により、人生が大きく変わった後に、兄であるチャーリーと運命の再会を果たす役所となる。