サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「本当に体に良いオリーブオイルの選び方を知っていますか?」を公開した。

  • オリーブオイルはオリーブの実を搾って作られるいわばフレッシュジュースのようなもの。古来より、スペイン、イタリア、ギリシャなど地中海沿岸の国々で栽培・多用されてきた

    オリーブオイルはオリーブの実を搾って作られるいわばフレッシュジュースのようなもの。古来より、スペイン、イタリア、ギリシャなど地中海沿岸の国々で栽培・多用されてきた

オリーブオイルは、健康食ブームやイタリア料理の人気などにより、輸入量が急増。平成28年の輸入量は元年の約20倍に増加しているというデータもある。その一方で、日本で普及するにつれて多くの商品が出回るようになり、「エクストラバージンオリーブオイル」「ピュアオリーブオイル」といった異なる名称や、価格も安価なものから高額なものまで様々な商品が存在している。

IOC(国際オリーブ協会)によって、酸度や風味の検査でいくつかの種類に分類されるオリーブオイル。日本はIOCに加盟していないため、その規格に沿った表示ではない場合もあるが、スーパーなどでよく見かけるのは「エクストラバージンオリーブオイル」、「ピュアオリーブオイル」の2種類。

エクストラバージンオリーブオイルは、酸度0.8%以下で香りや成分などの特性がIOC規格と一致するオイルで、生のオリーブの実を搾っただけの「一番搾り」のようなもの。オリーブオイルの中でも最高品質の規格。

ピュアオリーブオイルは、酸度1.0%以下で、オイルを精製し風味の少ない状態にしたものと、エクストラバージンオリーブオイルとをブレンドしたもの。「ピュア」が付かずただ「オリーブオイル」と表示されているものも同様だ。 ピュアオリーブオイルはくせがなく使いやすい反面、精製の段階でポリフェノールなどの成分が減少しているため、健康効果を期待するのであれば、エクストラバージンオリーブオイルを選ぶのがよいとのこと。

  • オリーブオイルは光による酸化には弱い傾向があるため、透明の瓶・暗い色の瓶のどちらも、光の当たらない場所で保存する

    オリーブオイルは光による酸化には弱い傾向があるため、透明の瓶・暗い色の瓶のどちらも、光の当たらない場所で保存する

ただ注意したいのが、「エクストラバージンオリーブオイル」と表示されているにもかかわらず、IOCの基準に満たない商品も中には存在しているという。最低限チェックしたいのは「極端に安いもの」「瓶が透明なのに、箱に入っていないもの」の2点。

良いエクストラバージンオリーブオイルを作るためには、とても丁寧な作業が必要なため、価格だけで判断することはできないとはいえ、専門店や高価なもののほうが信頼度は高いとのこと。また、オリーブオイルは光によって酸化するので、瓶の色を暗くするか、箱に入れるかのどちらかにする必要があるという。

詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「本当に体に良いオリーブオイルの選び方を知っていますか?」で解説している。