JR北海道はこのほど、駅の「みどりの窓口」での旅行商品の販売について、3月31日出発分をもって終了すると発表した。「旅予約サイト」での旅行申込みも終了し、JR東日本「えきねっと」内で購入できるようにする。
同社によれば、旅行商品の無店舗販売(インターネット・電話)は年々増加しており、2017年度は2011年度と比べて2倍以上にまで伸びたという。一方、駅窓口での販売は大きく減少しており、2017年度は2011年度実績の約4割にまで落ち込んだ。今後も駅窓口での旅行販売を継続するには多額のシステム投資が必要となることから、取扱い終了を決めたという。
これにより、JR北海道の駅の「みどりの窓口」では「JRレール&ホテルパック」「温線紀行」などの旅行商品(ツインクル商品)の購入、ホテル・旅館等の宿泊券の手配、貸切バス・フェリー券など他交通機関の手配ができなくなる。なお、「みどりの窓口」での販売終了後も、札幌・旭川・函館など5市7カ所にあるJR北海道の旅行センター「ツインクルプラザ」各支店ではこれまで通り旅行商品を購入できる。
「えきねっと」内での旅行商品の販売は2月26日から開始する予定。「JR東日本国内ツアー」のページからJR北海道の旅行商品が即座に予約できるようになり、チケットはJR北海道の指定席券売機または「話せる券売機」で受け取れる。