任天堂が、国内初の直営オフィシャルショップをオープンすることを発表した。

施設名称は「Nintendo TOKYO(ニンテンドートウキョウ)」。「渋谷PARCO(仮称)」内に開設するため、オープン日は同施設の開業に準ずる(渋谷PARCOの開業予定は2019年秋予定)。

「渋谷PARCO(仮称)」外観イメージ

「Nintendo TOKYO」では、ゲーム機本体、ソフト、キャラクターグッズなどの販売のほか、イベントの開催やゲームの体験なども計画している。「国内における任天堂の情報発信の新たな拠点」として、幅広い層の顧客にリーチできる施設になるよう準備を進めているという。

近年の任天堂はインターネットを通した情報発信に積極的で、IP関連のグッズを直接手に取れるような機会といえば、「Nintendo Live 2018」のような直営イベントや、「星のカービィ」をテーマにしたカフェ「KIRBY CAFÉ」、「闘会議」物販ブースなど、期間限定の店舗が主なものだった。

ゲーム会社の直営店舗としては、スクウェア・エニックスの「SQUARE ENIX CAFE」など先行事例は複数あるが、飲食提供を伴う業態が多い。「Nintendo TOKYO」の業態がどうなるのかは現在のところ不明だが、同社が恒常的にリアルな接点を設けようと乗り出したインパクトは大きい。今後の施策にも注目が集まるだろう。

(杉浦志保)