新潟市は2月16日、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた縄文文化発信イベント「火焔×五輪」を津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス アリス・メイベル・ベーコン記念館(東京都渋谷区)で開催する。参加無料。時間は12:00~16:00。
津田塾大学では、地方や地域を活性化し、日本文化の楽しみ方を発信しながら国や文化、障がいを超えた共生社会を創生する活動「津田塾大学 梅五輪プロジェクト」を展開している。
一方、新潟県信濃川流域の自治体で構成する「信濃川火焔街道連携協議会」は、2014年に「火焔型土器を2020年東京オリンピック・パラリンピックの聖火台に」とのアピール宣言を発し、日本文化を象徴する文化財として「火焔型土器」の周知に努めてきた。
また、津田塾大学の千駄ヶ谷キャンパスは、2020年東京オリンピック・パラリンピック会場に近い場所にある。このような経緯から、同日は千駄ヶ谷キャンパスにて、縄文文化・火焔型土器を世界に発信するイベントを実施する。
イベントでは、火焔型土器実物展示をはじめ、津田塾大学梅五輪プロジェクトの発表、聖火台アピール宣言英語版(津田塾大学作成)の配布、火焔型土器ペーパークラフトづくり、土偶バルーン展示(長野県茅野市)などを行う。
また、チェロ奏者 斎藤孝太郎氏が「縄文土器の文様を音符に置き換え楽曲を生み出す」というアプローチで行う縄文コンサートも実施。料理研究家土井善晴氏と考古学者小林達雄氏のトークショー、3人の女性キーパーソンが地域資源としての縄文を語りつくす鼎談、物販なども予定している。