東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京はこのほど、「Tokyo Tokyo FESTIVAL助成」の2019年度第1期の公募を開始した。

  • 2019年度Tokyo Tokyo FESTIVAL助成第1期公募スタート

    2019年度Tokyo Tokyo FESTIVAL助成第1期公募スタート

同財団と東京都は、東京2020大会を文化の面から盛り上げるため、Tokyo Tokyo FESTIVALとしてさまざまな文化プログラムを展開するとともに、その魅力を国内外に広く発信している。

「Tokyo Tokyo FESTIVAL助成」はその一環で、東京都が主導する文化プログラムの考え方を踏まえつつ、「芸術文化都市東京」の魅力を一緒に作り上げる芸術団体や民間団体、企業などが実施する多種多様な事業を支援している。

2016年から開始した同助成では、2020年に向けてこれまで延べ97団体に総額約6億4,000万円を交付してきた。2019年度は2回、2020年度は1回の公募を予定しており、東京2020大会を契機とした東京の芸術創造環境のさらなる向上を目指すという。

今回より、従来までの「気運醸成プロジェクト支援」カテゴリーを、その次のステージを目指す「フラッグプロジェクト支援」と改めた。「海外発文化プロジェクト支援」では、国際的な創造活動拠点としての東京の魅力を高めるために、共同制作などを通じた新たな芸術創造につながる活動も支援するという。

2019年度の同助成(第1期)の対象となる分野は、音楽・演劇・舞踊・美術・写真・文学・メディア芸術(映像、マンガ、アニメ、ゲームなど)・伝統芸能・芸能・生活文化(茶道、華道、書道、食文化など)・ファッション・建築・特定のジャンルにとらわれない芸術活動(複合)など。

  • カテゴリー別対象となる主な事業と評価のポイント

    カテゴリー別対象となる主な事業と評価のポイント

申請上限額は2,000万円(助成率は助成対象経費の1/2以内、フラッグプロジェクト支援のみ1/4以内)。実施場所は東京都内。活動の対象期間は、2019年4月25日以降に開始し、2020年9月までに終了する活動。申請書類提出締切日は2019年2月25日(当日消印有効)。

助成は4つのカテゴリーに分かれており、申請する際は応募したいカテゴリーを選ぶことができる(複数可)。詳細は公募ガイドラインで解説している。

また、公募にあたり、1月29日、2月1日にアーツカウンシル東京(東京都千代田)にて説明会も開催する。説明会参加には申込みが必要。公募ガイドラインのダウンロードや説明会の詳細は、アーツカウンシル東京公式サイトで案内している。