ソフトブレーン・フィールドは1月24日、「『働く女性』働き方に関する意識調査」の結果を発表した。調査は1月11日~18日、同社にキャスト登録している有識女性を対象にインターネットで行われ、864名(平均年齢47歳)の有効回答を得た。

  • 配偶者控除の年収要件改定に伴う年収と働き方について

    配偶者控除の年収要件改定に伴う年収と働き方について

はじめに、配偶者控除の年収要件の改定により影響を受けたと想定される年収200万円以内の働く主婦695名に対し、年収と働き方について聞いたところ、「年収103万円以内に収まるようにしている」(50.8%)が半数を超え、改定後も103万円を意識して働く主婦が多いことが明らかに。「年収150万円以内に収まるようにしている」という人は、わずか1.7%だった。

また、改定によって「働き方を変えた」人は4.7%にとどまり、大半の人が「働き方を変えなかった」(95.3%)ことがわかった。

  • 配偶者控除の改定後に働き方を変えなかった理由

    配偶者控除の改定後に働き方を変えなかった理由

働き方を変えなかった理由としては、「今の働き方がスケジュールの融通が利くから」(57.4%)が最多に。次いで「今の働き方は家事と両立できるから」(36.1%)、「今の仕事内容が好きだから」(23.0%)と続き、家庭や育児を優先しながらも、自身の時間も充実させながら無理なく自分のペースで仕事をやっていきたいという声が多く挙がった。

  • 希望通りの働き方ができていない理由

    希望通りの働き方ができていない理由

次に、現在の働き方に対する満足度を調べたところ、「希望通りではない」(20.4%)または「全く希望通りではない」(6.0%)という人は26.4%という結果に。その理由を尋ねると、「希望する職種についていないから」(32.0%)が最も多く、次いで「家族や周りの人のサポートが少ないから」(16.0%)、「育児が忙しいから」(11.6%)と続いた。

最後に、「労働環境の問題(家事・育児・介護・扶養控除)がなく、家庭に支障がなければフルタイムで働きたいですか?」と質問したところ、64.4%が「働きたい」と回答。コメントからは、「安定した収入を得たいから」「本当はバリバリ働きたい」といった本音が見受けられた。