東映の塚田英明プロデューサー、大森敬仁プロデューサーたちが手がける新プロジェクト「東映ムビ×ステ」の始動が23日、発表された。第一弾となる『GOZEN』には、『仮面ライダービルド』の犬飼貴丈や武田航平、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の元木聖也など、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」で活躍したキャストたちが出演する。

「東映ムビ×ステ」は、「ムービー(Movie)」と「ステージ(Stage)」の異なる二つのエンターテインメントが組み合わせることで、「魅力の化学反応」へと導く新たな挑戦。ひとつの作品世界で語られる「映画」と「演劇」を公開&上演。この映画と演劇はそれぞれ独立した作品だが、物語は連動している。

第一弾となる作品『GOZEN』は、なんと時代劇。『GOZEN』とは"御前試合"(将軍や大名の面前で行った武術の試合)を示している。舞台『GOZEN-狂乱の剣-』に先駆け、映画『GOZEN-純恋の剣-』は数々の名作時代劇を撮影してきた東映京都撮影所で撮影を敢行した。

"御前試合"に挑む侍を演じるのは、『仮面ライダービルド』で主演の仮面ライダービルド/桐生戦兎を演じ、4月~放送開始連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)の出演も決まっている犬飼貴丈、ミュージカル『薄桜鬼』、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』と話題の舞台に数々出演の矢崎広をはじめ、武田航平(『仮面ライダービルド』)、前山剛久(舞台『刀剣乱舞』悲伝結の目の不如帰)、井澤勇貴(映画・舞台「Messiah メサイア・プロジェクト」)、松本寛也(『特命戦隊ゴーバスターズ』)、井俣太良(『仮面ライダードライブ』)、元木聖也(『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』)など、テレビ・映画・舞台で活躍する人気のキャストが顔を揃えた(※今回発表のキャストは、プロジェクト第一弾『GOZEN』に出演するキャストで、映画『GOZEN-純恋の剣-』と舞台『GOZEN」-狂乱の剣-』の共通のキャストではない。それぞれの出演キャストは改めて発表予定)。

  • 上段左から武田航平、犬飼貴丈、矢崎広、元木聖也、下段左から井俣太良、前山剛久、井澤勇貴、松本寛也

公開された特報は、クランクアップしたばかりの映画『GOZEN -純恋の剣-』の映像で構成。本作のメガホンを取るのは平成「仮面ライダー」シリーズで知られる石田秀範監督。短い映像ながら、キャストたちの凛々しい姿が印象的な特報となっている。

スタッフには、映画『GOZEN -純恋の剣-』監督の石田秀範氏をはじめ、脚本を谷慶子氏。舞台『GOZEN -狂乱の剣-』は、脚本・演出を『宇宙戦隊キュウレンジャー』をはじめ、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」でも活躍する毛利亘宏氏(少年社中)が手がけている。本プロジェクトのプロデューサーは、塚田英明氏、中野剛氏、大森敬仁氏、中村恒太氏、望月卓氏が担当。

塚田英明プロデューサーコメント

「GOZEN=御前試合」とは、「武家時代に殿様の面前で行った武術の試合」のことです。殿様の面前ですから、これは絶対に負けられない戦いです。そして東映にとっての御前試合とは、公開する映画、そして上演する演劇です。まさに、観に来てくださったお客様(=殿様)の面前で行われる真剣勝負であります。今回、新しいプロジェクトを立ち上げるにあたり、覚悟を持って、この「御前試合」を第一弾のモチーフに選びました。
映画の方は既に撮影しましたが、かなり熱いものが撮れています。時代劇のプロ集団・京都撮影所と平成仮面ライダーの巨匠・石田秀範監督の初融合が生み出したのは、「これぞ娯楽100%の時代劇」です。ここへ更に、舞台のプロたちも参加して要素を注入しているので、「より新しいエンタメ作品」になろうとしています。今回のプロジェクト発表を受けた皆様からの反響も受けとめながら、これから仕上げていこうと思います。
映画・舞台、それぞれの概要は順次発表していきますが、ドラマを彩る「試合出場者以外の主要キャスト」の発表も含め、また新鮮な驚きをご提供できると思います。ご期待下さい。
【東映ムビ×ステ】第一弾『GOZEN』、よろしくお願いします。みんなで一緒に楽しんでいきましょう!

映画『GOZEN -純恋の剣-』は2019年夏公開予定、舞台『GOZEN -狂乱の剣- 』は2019年秋上演となっている。

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