歌手で俳優の泉谷しげるが16日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われたカンテレ・同局系ドラマ『後妻業』(22日スタート、毎週火曜21:00~ ※初回15分拡大)の制作発表会見に出席し、役への不満を爆発させた。

『後妻業』に出演する泉谷しげる

木村佳乃演じる男をたぶらかすのが天才的な後妻業(遺産相続目当ての結婚詐欺)のエース・小夜子が主人公の同作。泉谷は、小夜子の最初のターゲットとなる中瀬耕造役で出演する。

会見で泉谷は、開口一番「ひでぇ現場でよ、やってらんねぇよこんなの。何だこのメイクはよ! まゆ毛は30分もかかるんだよ、ふざけんなよ!」と文句が止まらない。「弁当もご飯が多すぎるんだよ。おかずもっと増やせバカ!」と、メイク以外にも不満をぶちまけ、「黒川(博行)さんの原作だからやる気になったけど、こんなひどい目にあうと思わなかったよ」「もう二度と出ません(笑)」と、冒頭から会場をわかせた。

そんな泉谷演じる耕造の娘・朋美役で出演する木村多江は「今回の役は『“脱薄幸”か!?』っていうタイトルを付けていただきたいくらい、だいぶ頑張って激しいバトルをしたり、変顔をしてみたり、コミカルな芝居をさせていただいたり、皆さんが今まで見たことがない木村多江を見ていただけるんじゃないかなと思ってます」と紹介。

芝居でケンカするのも初体験だそうで、木村佳乃とのバトルシーンを撮ると「翌日はたいがい廃人です。何も手につかないくらい疲れてしまう、本当に大変なパワーを使ってます」と振り返り、対する木村佳乃も「(ビンタ合戦の撮影翌日は)起きたら体中筋肉痛でした」と、激しい演技をうかがわせていた。

  • (左から)伊原剛志、木村多江、木村佳乃、高橋克典、泉谷しげる、原作の黒川博行氏